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2011年9月の3件の記事

2011年9月10日 (土)

ブルーレイ版『第9地区』を購入、ドン引きするほどのグロさで地上波放送は無理か

ブルーレイ版『第9地区』を購入しました。公式アナウンスというか、パッケージ裏のストーリー紹介だといまいちどんな映画なのか把握できず。

|ω・`) エイリアン襲来モノでしょうかね~

とあまり期待しない状態でゲットしました。

|゚Д゚)) それではスイッチオンですよ(以下:ネタバレ)

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でっかい宇宙船が鎮座しているので、エイリアン襲来モノかと思ったのですが、全くの逆。宇宙船の中にいたのは、瀕死の状態のエイリアンで、難民として地球人の世話になります。そのエイリアン難民が隔離された地域が第9地区なんですね。

で、このエイリアンはその外観からエビと呼ばれるのですが、どう見てもエビって感じじゃないんですよね。ゴキブリに近い感じ。

ギャアァァァ━━━━(゚Д゚ll)━━━━━!!!!!!

昆虫嫌いな自分には卒倒もんのビジュアルでした。しかも、猫缶が好物だったり、スニーカーをかっぱらったり、トタン住宅からの立ち退きを拒んだりと、

(´゚ω゚`) ショボッ! こいつらショボッ!

と言いたくなる性格。エイリアン関連の映画の中で最もショボイ部類に入るんじゃないでしょうか。『マーズアタック』のエイリアンがスタイリッシュに思えるぐらい、『第9地区』のエイリアンはイケてない。ワクワクさせる要素が皆無なんですね。

|ω・`) こりゃお馬鹿B級映画だわ…

とぼやきながら鑑賞を続けました。が、ある事件をきっかけに急激に物語が動き始めます。前半と後半では、物語のスピードが段違い。CGとアクション、グロさも段違いにアップします。

|゚Д゚)) うぉぉぉぉぉ!

(;´Д`) ゲロゲロ

|゚Д゚)) うぉぉぉぉぉ!

(;´Д`) ゲロゲロ

この繰り返し。エイリアンの兵器で撃たれた人間がケシ飛んだり、生きたまま解剖されそうになったり、「こりゃ地上波放送できないわ~」という内容になるのですが、ガッツリとストーリーに引き込まれます。前半のB級映画っぽさは、すべて観客の目を欺くための偽装。

|∀・) とんでもねぇもん隠してやがって

ラスト20分間は、息をするのも忘れて見入ってしまいました。ど迫力の映像とともに二転三転するストーリー。ラストシーンでは、思わず涙が出そうに。

|д゚) なんか悔しいじゃないですか

続編が出るかどうかは不明ですが、あの後どうするのかなどを考えると結構怖い映画ですね。どんな決断を下すんでしょうか。

評価は☆4。グロイ表現が多いので子どもや女性向けではないかな。でも、予想外の面白さでした。おススメ。

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2011年9月 4日 (日)

「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2011」の感想といわくつき物件など

テレビ番組「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2011」がやっていたので見ました。一般から投稿された心霊体験を、再現ドラマの形で紹介するという番組です。

|゚Д゚)) 恐怖のズンドコに陥れてくれるのかしらん

進行役は稲垣吾郎さんと子どもたち。明るい雰囲気が漂っていますね。オープニングで賽ノ河原や地蔵、風車など情感たっぷりな映像を流す「あなたの知らない世界」とはえらい違い。

また、「ほんとにあった怖い話」は、「あなたの知らない世界」に比べると、ドロドロとした感じが抑えられている気がしました。怖いというよりも、不可思議だったり、寂しさだったりというものが残るような話が中心でアッサリ系。

再現ドラマの登場人物に旬なタレントを起用している点も意外でしたね。「あなたの知らない世界」だと、

( ゚Д゚)σ あんた誰や?

と聞きたくなる無名役者が、「ここが天王山!」とばかりに全力で怪演。その必死さが独特の雰囲気と迫力を醸し出していました。そして、知らない人が演じているので、見ていて登場人物に感情移入しやすいというか没入感が高かったような気がします。

「ほんとにあった怖い話」は著名な人が演技をしているので、「ああこれはドラマなんだな~」と、ちょっと距離を置いた感じで見ることができました。有名な人を起用している影響からか、幽霊役も結構美形揃い。

~(´∀`~) 遊ぼう 遊ぼう

と女の子の霊が車いすに乗って迫ってくるシーンがありましたが、こんなにかわいらしい幽霊なら、

ヽ(゚∀゚)ノ お兄さんもあそ棒ω持ってるよ

的な対応をする人がいるかもという考えが頭をよぎる始末。そういえば、男性器は魔を祓うという信仰がありますが、生命力の源としての魔除けなのか、幽霊相手にモロリンちょして呆れられた人でもいたんでしょうかね。

ちょっと話が変わって、福澤徹三さんの実話系怪談本「いわくつき日本怪奇物件」を購入しました。こちらは、人から聞いた怪奇体験をまとめた本になります。

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|∀・) 住所とか建物名とか暴露しまくりかしらん

と期待したのですが、全然そんなことはなく、場所に関係した怪奇体験を集めただけ。福澤徹三さんによると、本のタイトルは「いわくつき」で、「日本怪奇物件」はあくまでも副題。しかもこの副題は大人の事情でついたものだから御寛恕くださいとのこと。

( ゚Д゚)σ どう考えても、副題って大きさじゃねぇだろ!

と激しく突っ込み。一時期、いわくつき物件が話題になりましたからその影響なんでしょうが、期待していたものとかなり違う内容で、ちょっと残念。どうせだったら、いわくつき物件(心理的瑕疵物件)を借りた人の体験談や、実際に借りて一定期間住んでみるとか、そういった内容があればなぁと感じました。

評価は☆2。「日本怪奇物件」という部分にこだわらなければ、それなりに楽しめるかな。前書きで触れられているように、突貫作業で出版された本という感はぬぐえずで残念。

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2011年9月 3日 (土)

映画『グリーン・ゾーン』を購入、まさかの反米映画で驚きの内容

ブルーレイ版『グリーン・ゾーン』を購入しました。イラクの大量破壊兵器は本当に存在したのかどうか? 米国のイラク侵攻は正当だったのかなどを描いた映画です。

amazonでの評価は低いようですが、以前にテレビで見た紹介VTRが興味深いものだったので期待しながら視聴しました。

|゚Д゚)) それではスイッチオンですよ(以下:ネタバレ)

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話の中心になるのは、アメリカ軍MET隊隊長のロイ・ミラー(マット・デイモン)。ロイ・ミラーは上層部からの情報と指令を元に、イラクが隠し持っているとされる大量破壊兵器を捜索するのですが、その情報の場所に行っても何もなし。兵器の痕跡すらない。こんな事が何度も繰り返されます。ロイ・ミラーは、

|ω・`) 情報元が信頼できなくね? ガセ情報じゃね?

と上層部に訴えるのですが上層部は、

(´゚c_,゚` ) 亡命者から得た確かな情報です。疑うのはやめましょう
(´゚c_,゚` ) 情報元? 残念ながら明かせません

こんな感じで相手にしてくれず。「変な詮索はせずに、与えられた指令をこなせ」といった態度なんですね。

イラクが大量破壊兵器を保有しているかどうか。これはアメリカ軍等がイラクへ侵攻した原因(というか大義名分)に大きく関わってくるので、正義感の強いロイ・ミラーとしては看過できない問題。軍の指令とは別に、独自にその証言をした亡命者が誰なのか、その情報が正確なのかを探ろうとします。

|ω・`) あれ? 死亡フラグが立ったんじゃね?

真相に近づこうとするロイ・ミラーの行動を支援する組織と妨害する組織が出てくるのですが、そのせめぎ合いが作中に緊張感をもたらしています。サスペンスドラマを見ているのに近い感覚ですね。

実際にロイ・ミラーのような行動を取ろうとしたら、さっさと左遷されるか消されちゃうんでしょうけど。そこは映画なので、よろしくな感じでロイ・ミラーは真相に辿りつきます。この真相というものが、

(  Д ) ゚ ゚

という驚きの内容。実際にイラク戦争が終結して、大量破壊兵器が発見されなかった時に誰もが疑ったであろうことを声高に付きつけます。

-以下:壮絶にネタバレ-

「亡命者による大量破壊兵器があるという証言は、アメリカ政府高官による捏造」、「また、イラクへ侵攻したかったアメリカ政府は、大量破壊兵器があるという証言を得たという高官の報告を裏付けも取らずに鵜呑みにした(簡単に言えばこれ幸いに利用した)」。

( ゚Д゚) ウヒョー

詰め寄るロイ・ミラーに対して政府高官が発した言葉も、「戦争に勝ったんだから、そのこと(戦争の口実)はもう問題ではない」的なもの。アメリカ映画なのに、アメリカ政府を痛烈に非難。アメリカで公開されたのが信じられない内容になっていました。

個人的には、サスペンス的なストーリー展開、アクションシーン、カメラワークなどとてもよいと感じました。本編は114分ありますが、退屈することなく最初から最後まで鑑賞。久々に面白い映画を見たなという充足感がありました。

評価は☆5。政治的な理由以外では低評価は付かない作品じゃないかな。

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