零式艦上戦闘機(通称:ゼロ戦)は思った以上に小ぶり/遊就館(その1)
零式艦上戦闘機(通称:ゼロ戦)を観るために、靖国神社の敷地内にある遊就館(http://www.yasukuni.jp/~yusyukan/)に行ってきました。吉村昭さんのノンフィクション「零式戦闘機」を読んで以来、
|゚Д゚)) ずっと実物を目にしたいと思っていました
さて、遊就館は、簡単に説明すると戦争に関する展示施設です。大別すると玄関ホール、1階、2階の3つのエリアに別けられます。
玄関ホールは無料エリアで、零式艦上戦闘機などを展示しているほか食堂や土産物屋があります。くつろぎのスペースといった感じですね。
1階と2階は有料エリアで、2階(古代、安土桃山時代、明治維新、西南戦争、日清戦争、日露戦争、満州事変、支那事変)、1階(大東亜戦争)といったように時代別に、甲冑や武具、書簡、日記などを展示しています。映像や映画を流すホールも備えています。
展示数が非常に多く、軽く見ながら進むという見方をしても見学には大体2時間ぐらいはかかります。
|゚Д゚)) 映像ホールで映像を見るとさらに1時間ぐらい追加
玄関ホールに入ってすぐのところで零式艦上戦闘機がお出迎え。
初期の零式艦上戦闘機21型に比べて主翼が短く、全幅が11mになっています。航続距離よりも速度を重視したモデルなんでしょうかね。
展示されているものは、実際に戦闘に参加したものになります。
|ω・`) といっても複数の機体の組み合わせなんですけどね
主翼胴体は1974年にラバウルの旧日本海軍航空基地で見つかったものを使用。これにミクロネシア、ヤップ島で発見された5機の零式艦上戦闘機の部品を組み合わせて復元しています。
|∀・) 思ったよりも小ぶりですな
第一印象は、想像していたよりも小さいなというもの。命をすべて預けるということを考えると不安になるサイズというかなんというか。
次の印象が、
|д゚) なんというか美しいじゃないですか
後姿が生物に近いというか、ものすごく自然に見えるというか。電車や自動車もそうですが、突き詰めていけば生物の形に近くなるものなのかもしれません。
このほかの展示物は下記の通り。
1時間あたり45発を発射可能。砲身は352.3cm。弾を直接命中させるよりも爆発による広範囲攻撃を目的とした砲。
沖縄防衛線で使用された榴弾砲。中隊が全滅した後、米軍に回収され沖縄の在郷軍人クラブに展示されていたそうですが、1966年に靖国神社に奉納されました。
戦後になって洞窟陣地から発掘された砲。日本に現存する唯一の15センチ加農砲だとか。発射速度は1分あたり1~2発。命中率が高いのが特徴。
砲身には弾痕が数多く残っています。
|゚Д゚)) 全部実物ですか…
意外だったのですが、遊就館に展示されているものは複製品ではなく実物ばかり。海外の戦地から引き揚げてきたものや遺族から提供されたものなどなんですね。
玄関ホールは穏やかな雰囲気ですが、2階と1階と進むにつれて、
|ω・`) ………
だんだんと口数が少なくなってくるというか、大東亜戦争エリアに至っては驚愕というか精神的に叩きのめされる展示内容になっていました。胸を打たれるというか、個々の人生や生き様、死に様などが奔流のごとく押し寄せてきます。機会があったらブログで触れてみたいですが、とりあえず今回は玄関ホールのみをピックアップしました。
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