鬼気迫る日本兵の銅像がお出迎え/遊就館(その2)
靖国神社の敷地内にある遊就館で、目的の零式艦上戦闘機を鑑賞。時間があったので有料エリアも見学することにしました。
|゚Д゚)) 大人800円ですか…
玄関ホールの脇にある自動券売機で入場チケットを購入しゲートを通過。ゲートの先にあるエスカレーターに乗って2階に移動しました。2階を見て1階を見るという形になっているようです。2階に行ったところで日本兵の銅像がお出迎え。
|゚Д゚)) 躍動感がありますな
近寄ってみると表面は力強いというか荒々しい造形。制作者の鬼気が迫ってくる感じですね。
肉体の部分が荒々しい一方で、兵装の部分はものすごく滑らか。静と動が同居しています。
正面からのアングルでも撮影を試みたのですが、
∑(゚Д゚) 表情怖すぎ!
だったので撮影をやめました。目つきといいそこにあったのは狂気の表情でした。この像がどのような人によってどのような経緯で制作されたのかが気になります。
※調べたところ制作したのは著名な彫刻家である中村晋也さんのようです。中村晋也さんの美術館(http://www.ne.jp/asahi/musee/nakamura/index.html)があるそうなので行きたいのですが鹿児島…ちょっとどころじゃなく遠い。
|д゚) さて
この日本兵の銅像を過ぎると、本格的な展示エリアに突入することになります。基本的に撮影禁止。撮影禁止といわれなくても、撮影するのがためらわれるものばかりなんですけどね。例えば、小早川秀秋の甲冑。
ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
関ヶ原の戦いで裏切り、その後狂死したと言われる武将の甲冑…。そのほかにも、爆風で曲がった軍刀。血染めの日章旗。切腹した刀と遺言書などなど。
|ω・`) とてもカメラを向ける気がしません
当時の新聞やトラトラトラの電文など貴重な史料も沢山ありましたが、撮影禁止なので我慢しました。敵艦に突撃することのみを目的としたロケット特攻機「桜花」、魚雷に人間が乗りこんで必中を図る人間魚雷「回天」。この2つはこっそりと撮影したのですが、掲載は自粛。以前屋外に展示されていたという97式中戦車をアップ。
サイパン島で埋没していたものを発掘し引き揚げたものだそうです。
施設全体としては、戦争を美化するわけでも非難するわけでもなく、実物や遺物がそこにある。受け取り方は人それぞれにゆだねられている。そんな印象を受けました。
右も左も関係なく、先人の思想や民族が歩んできた歴史を体感するという意味で、多くの人に訪れて欲しい施設だと感じました。トラウマになりそうな展示が多いですけどね。NHKのドキュメンタリー番組『映像の世紀』のDVDにも興味が沸いてきました。
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