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2011年4月16日 (土)

『西部戦線異状なし』のDVDを購入、派手さはないものの秀逸

『西部戦線異状なし』のDVDを購入しました。駅や書店などで売られている世界名作映画ベストセレクションの中の一つで、価格が390円ととってもお得です。

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|゚Д゚)) 作品概要を見てみましょうか

『西部戦線異状なし』は、1930年に公開されたアメリカ映画。第一次世界大戦の西部戦線で戦ったドイツの青年のお話です。

|ω・`) アメリカ映画なのにドイツ人が主役って何ぞ?

と不思議に思ったのですが、『西部戦線異状なし』は、元々はドイツ人が執筆した長編小説(1929年発表)で、それをアメリカが映画化したからこうなっているのだとか。

|゚Д゚)) それでは視聴を開始しましょうか

『西部戦線異状なし』という意気軒昂としたタイトルから、戦争を勇壮に描いた作品なのかなとずっと思っていたわけですが、実際には反戦映画でした。これは意外でしたね。

若者を煽って入隊を促す教師、軍隊内で権力を握ったことで態度を豹変させる郵便局員、良心の呵責に苛まれる若者の心など、戦争が抱える不条理さを描き出しています。反戦映画なのですが、邦画の戦争映画と異なり深刻一辺倒ではなくどことなくユーモアが漂う感じで描写しています。そのため見続けていても精神的に疲れにくいですね。

『プライベートライアン』や『プラトーン』のような派手さはないものの、構成がしっかりとして話の運び方もうまいです。80年以上前の映画なので音声と映像(そして字幕)に難ありといった部分もありますが、そんなことがどうでもよくなるほど引きつけられました。

|゚Д゚)) 128分にわたって釘付けですよ

じわじわと心に沁み入ったところであのラスト。それまでに流れた何気ないシーンが胸に迫ってきます。ドイツ人の青年が帰郷した時に教室で放った言葉なども胸をえぐります。

( ゚Д゚ノノ☆パチパチパチパチ

名作と呼ばれる作品は、公開年に関わらず人の心を打つものだということを感じました。評価は☆5。

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