伊藤潤二さんがイラストを手掛けた「怪、刺す」を購入、本と内容の薄さが…
本屋で「怪、刺す」が売っていたので購入しました。昨年の夏から探していたのですが、どの本屋に行っても置いていないのでネットで購入するしかないのかと諦めていました。
|゚Д゚)) さて、
「怪、刺す」は、一言で言えば怪談本ですね。実話系の怪談を収集している木原浩勝さんが文章を、ホラー漫画家の伊藤潤二さんが挿絵を担当しています。
収録されている話は下記の通り。
・顔
・図書室
・海から…
・お盆
・演劇発表会
・フォークダンス
・七五三
・雪の降った日
・唇
・夏の卒業旅行(漫画)
文章+挿絵が9編、漫画が1編ですね。文章といっても文字量が非常に少ないです。それに伴い本もビックリするほどの薄さ。
( ゚д゚) CD(外装箱付き)と同じ厚さですか…
中身を見てさらに驚きました。文字数の少なさをカバーするためか、書体のサイズを所々大きくしたり、字送りを行間と同じぐらいの間隔にしたりと型破りなデザイン。
読み手を完全に無視しているというか、デザイナーに発注してこんなレイアウトを組んできたら正直いって突き返すレベル。文字の並びに美しさを見出す写植世代に至っては卒倒するんじゃないでしょうか。
ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛ガッ∑(ノ`Д´)ノ
このデザインが通ったということは、編集部側から文字数の少なさを何とかカバーしてくれという指示でも出たんでしょうか。とにかく読みづらい。さらに話の内容もつまらない。
(;^ω^) ………
評価は、
話の内容 ☆1
デザイン ☆1
挿絵 ☆3
伊藤潤二さんの挿絵と漫画のためだけに900円を支払える人向けですね。伊藤潤二さんのファンですが、「怪、刺す」は残念な感じでした。
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