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2010年10月の6件の記事

2010年10月27日 (水)

アスキー版「ドラゴンランス」を入手、富士見書房版との違いは…

アスキー版の「ドラゴンランス」(絶版本)の1、4、5、6巻が売られていたので購入しました。

∑(゚∀゚ノ)ノ 欠本があるけどこれは嬉しい

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「ドラゴンランス」は、富士見書房から発売された「ドラゴンランス戦記」(絶版本)の復刻完全版になります。ハードカバー化するとともに、イラストと著者(マーガレット・ワイスさん&トレイシー・ヒックマンさん)による注釈を追加しています。

|゚Д゚)) 何よりも表紙のイラストが格好いいんです

富士見書房版の表紙も味があって好きなんですが、アスキー版はとっても洗練された感じに仕上がっています。

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「ドラゴンランス戦記」が1冊600円程度なのに対し、「ドラゴンランス」は1冊2000円程度と定価が3倍近いのですが、自分の持っている「ドラゴンランス戦記」は擦り切れまくっている(戦記は20数年間にわたって読んでいますのでボロボロ。崩壊寸前…)ので非常にうれしいですね。

|∀・) それでは読んでいきましょうか

漢字に振り仮名が振りまくってあるのは、「ドラゴンランス戦記」も「ドラゴンランス」も同じですね。「ドラゴンランス」の方が行間が広い&1行あたりの文字数が多いので、どこか散漫な印象を与えます。読みやすさは、「ドラゴンランス戦記」の方が上だと感じました。

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ただ、「ドラゴンランス」の各巻(1巻は除く)の巻末に収録されている注釈とイラストが結構興味深い。著者の元に寄せられた読者の反応や著者の心境といったもののほか、本編ではさらりと流されているエピソードの詳細や裏話など、

|゚Д゚)) ファンにはたまりませんな

といった仕上がり。マーガレット・ワイスさんとトレイシー・ヒックマンさんの意見が分かれた部分なども赤裸々に語られています。

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|∀・) アスキー版「ドラゴンランス伝説」も読みてぇ~

とテンションが上がりまくったのですが、悲しいことにそちらも絶版。しかもアスキー版「ドラゴンランス伝説」の方は、売っている所を全く見たことがないという状況。

|ω・`) なんてことでしょう…

複数のネットショップを活用すれば揃うのでしょうが、送料と代引き手数料を考えるとなかなか手を出せません。オンデマンド出版の形でいいからぜひ復刊させて欲しいですね。

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なお、富士見書房版のカバーイラストを手掛けたラリー・エルモアさんの公式サイトでは表紙の原画が見られます。

ラリー・エルモアさんの公式サイト
http://www.larryelmore.com/galleries_paintings01.html

アスキー版のカバーイラストを手掛けたマット・スタウィッキさんの公式サイトではアスキー版の表紙の原画が見られます。amazonの予約特典でもらえた特製カードのイラストもあってものすごく格好いいです。

マット・スタウィッキさんの公式サイト
http://www.mattstawicki.com/

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2010年10月26日 (火)

海外と国内で真逆の売り方! スティーヴン・キングの「ライディング・ザ・ブレット」を読了

スティーヴン・キングさんの中編ホラー小説「ライディング・ザ・ブレット」を読みました。ブレットというよりもバレットといった方がわかりやすいのですが、日本語にすると「弾丸に乗る」です。

|゚Д゚)) ものすごいタイトルですな…

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2000年に発表された作品で、海外では電子出版の形で販売されました。販売開始後3日間で50万部がダウンロードされたということで大ヒットですね。「ライディング・ザ・ブレット」に収録されているのは表題作である中編1編のみですが、短編が多い作家にとっては、1編1編を小分けして売ることのできる電子出版の形が適しているのかもしれません。

|゚Д゚)) さて、

海外では電子出版なのですが、日本ではハードカバー(書籍)の形で販売されました。中編1編だけなのに値段が1000円。文字サイズを大きく、ページの余白を多くしても130ページぽっちです。

|ω・`) 超お高いじゃないですか

よほどのファンじゃない限り手が出ない仕様になっています。版元や権利者の意向で、翻訳版の電子出版が無理だとのこと。何だか残念ですね。

|∀・) それではストーリーを見てみましょうか

主役となるのは、一人暮らしをしている大学生アラン。アランの元に、「母親が倒れたからすぐに病院に来てくれ」という電話がかかってきます。アランが普段使用している車が故障して動かないので、ヒッチハイクをしながら遠くの病院を目指すことに。

|゚Д゚)) ヒッ、ヒッチハイク!

先日、「FBI心理分析官」を読み終えたばかりの自分としては、海外でのヒッチハイク=死亡フラグといったイメージが強く残っていて、

|゚Д゚)) アラアラ

といった感じ。で、アランがヒッチハイクで乗った車もとんでもないものだったんですね。アランの乗った車の危険度、ストーリー展開の速さは、まさに弾丸。「ライディング・ザ・ブレット」とは、巧いタイトルをつけたものです。

|∀・) ほほぅ、ほほぅ

一気に読了。劇場型といいますか、舞台はほぼ車中で固定されているのですが、描写が素晴らしく空気感が漂ってくる感じ。最初から最後まで飽きることが無かったです。感じとしては、極度なホラーというよりもトワイライトゾーンのような、ちょっと不可思議な話。ポテトチップス片手に読むスタイルがぴったり。

|ω・`) あとは値段さえ安けりゃな…

評価は☆3。値段を考えなければ☆4。個人的には好きな部類のお話でした。

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2010年10月25日 (月)

プロファイリング関連のノンフィクション「FBI心理分析官」を読了

ロバート・K・レスラーさん執筆のノンフィクション「FBI心理分析官」を読みました。著者のレスラーさんは、FBIに所属し20年近くプロファイラーとして活躍した人物で、「FBI心理分析官」では、彼が調査に関わった事件や凶悪犯との面談で得た心理分析などが語られます。

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|ω・`) プロファイラーって何ぞ?

と思われるかもしれませんが、現場や被害者の状況から、犯人の人種、体格、職業、生活環境、人数などを推定(プロファイリング)する人のことです。

推理小説などでは天才的なひらめきで事件が解決といったものが多くありますが、レスラーさんはそういったひらめきではなく、実際に刑務所に収容されている凶悪犯100人以上と面接した経験をもとにプロファイリングを行っています。ちゃんとした理論をもとに犯人を特定していくんですね。

|゚Д゚)) それでは読んでみましょうか

本の中で語られるのは、連続殺人鬼や大量殺人鬼の事件なのですが、事件発生から犯人像の分析、犯人の逮捕、面接による心理分析と一連の流れが詳しく掲載されています(犯人及び被害者、犯行現場の写真付き)。読んでいると、

('A`) うわっ、ろくでもねぇ

という感じで気分が凹みます。事件の記事や報道などに嫌悪感というか厭世感を抱く自分には、精神的に耐えがたいものがありました。

また、本の冒頭の扉部分で、「怪物と闘う者は、その過程で自分自身も怪物になることがないよう、気をつけねばならない。深淵をのぞきこむとき、その深淵もこちらも見つめているのだ」とニーチェの言葉が引用されていますが、まさに人間が抱える精神的な闇を覗き込んだといった感じです。

(((( ;゚Д゚)))) 汚らわしい、汚らわしいわ

日本でも凶悪犯罪が多発していますが、海外の連続殺人犯は被害者が30人以上とかその凶悪度が半端じゃない。その手口の巧妙さも残酷さもずば抜けていて、人間の皮をかぶった悪魔または怪物という印象を受けました。罪悪感のかけらもないといいますか、他人の命をなんとも思わない。

(;´Д`) プロファイラー目指すわけじゃないから読むのやめたい…

内容は筋道だっていますし読みやすいのですが、心が耐えられない本でした。本を読んでいて、こういった感想を抱いたのは初めてです。

評価は☆3。犯罪者の心理をどうしても知りたいというような人以外には勧められません。書かれている内容は優れているのですが、本自体から闇が漂う気がして手元に置いておきたくない。青少年には絶対読ませたくないといったものでした。本としては優れているんですけどね。

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2010年10月17日 (日)

足を左右に開いて太ももすっきり「エクセレントレッグマシーン」を試してみた

深夜の通販番組でしょっちゅう流れるエクササイズ機器「レッグマジックX」。足を左右に開く運動をすることで太ももとお腹周りの肉をすっきりさせるというものですが、その「レッグマジックX」と同系統(というか類似品)の「エクセレントレッグマシーン」を入手しました。

|゚Д゚)) レッグマジックXの3分の1の価格ですか…

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鉄パイプ、ゴム製足載せ台、ローラーという非常にシンプルな構成。今流行りの開脚系エクササイズ機器は全部同じような構成ですね。組み立ては数分で終了します。鉄パイプが結構細めなので、

|゚Д゚)) 耐久性大丈夫かしら

と不安になったのですが、体重110kgまで耐えられるとのこと。似たような商品はいくつかありますが、それぞれ耐重量が異なるので要チェックです。

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「エクセレントレッグマシーン」はハンドル部分が独特な型になっていますが、T字型よりも安定性が上だとか(レッグマジックXをさりげなく批判してるんでしょうか…)。コの字型を採用したことにともない握り部分が上に引き上げられているので、上背のある自分には握りやすくて嬉しいです。身長180cm以上でも問題なし。

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|ω・`) しかしどうやって負荷をかけるんだ?

ゴムか何かで足載せ台を左右に引っ張り負荷をかける仕組みなのかと思いきや、そういったものは皆無。

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足載せ台の鉄パイプを見ると緩やかにカーブを描いています。自分の体重とパイプの傾斜を利用して負荷をかける仕組みになっていました。

|∀・) それでは実際に運動してみましょうか

鉄パイプの上をローラーが転がるので、ゴロゴロという音が発生します。こればかりは仕方がないですね。音に関しては筋力次第といった感じで、筋力をフル活用して足載せ台をゆっくりと動かせば音を抑えることができます。通販番組のように勢いよく動かす場合は結構音がします。

|∀・) 負荷に関しては低めですな

数分間続けたのですが疲労感はほとんどないですね。普段動かさない筋肉を動かすことで血行を良くし、脂肪を燃焼させるといった印象。ストレッチに近いものがあります。15分間続けてようやく汗が出てくる程度で肉体的な疲労度は低め。筋肉痛にもなりません。

|∀・) これはお手軽だわ

効果に関してはしばらく続けてみないとわかりませんが、手軽なだけに長く続けられそうな気がします。

|ω・`) 気になるのは耐用年数だけか

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ローラー部分、パイプの溶接部分がしっかりしていることを期待しながら続けてみようと思います。

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2010年10月13日 (水)

ノンフィクション「墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便」を読了

飯塚訓さんのノンフィクション「墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便」を購入しました。1985年8月12日に発生した日航機墜落事故に関しては多くの書籍が出ていますが、「墜落遺体」は被害者の検死(個人の特定と遺体の復元作業)、遺族への引き渡し、それに従事した警察官や医師、看護師の活動に焦点を当てています。

|ω・`) これはかなり珍しいですな

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検死作業は、群馬県藤岡市にある市民体育館で行われましたが、報道関係者は完全にシャットアウト。中に入れたのは警察、医師、看護師、遺族のみで、そのためどのような活動が行われていたかということに関しては、ほとんど情報が出てこないんですね。

|ω・`) その情報がなぜ?

という疑問が生じますが、著者の飯塚さんは警察官(警察本部課長、警察署長、警察学校長などを歴任。1996年退官)。日航機墜落事故発生時は高崎署で刑事官として勤務しており、身元確認作業班の指揮をとりました。現場の責任者だからこそ書きえた本となっています。

|д゚) それでは内容を見てみましょうか

地元警察官が書いたということが影響しているのか、墜落現場周辺の地勢や藤岡市民体育館が選ばれた理由など説明がわかりやすいですね。また、事故発生の報を受けて出動命令が出て市民体育館を確保するまでの流れや、遺体の到着を待ちうける身元確認作業班の心境なども脚色された感じがなく、当時の雰囲気がよく伝わってきます。

|д゚) どことなく穏やかな感じですな

と読んでいたのですが、遺体が到着したあたりから様相が急変します。現場から届けられた毛布を開くと出てきたのは遺体ではなく塊。「なんだこれは?」と広げていくと、頭髪、胸部の皮膚、耳、鼻が出てきてそれが1人の人間だとわかったり、頭に他人の頭がめり込んでいたりと、

:(;゙゚'ω゚'): 一体何がどうなってるのか

という描写のオンパレード。520人の乗客に対して、検死体として運ばれてきたのが2065体。四散していたり結合していたりで生前の姿をとどめていないんですね。墜落の瞬間にかかった衝撃がいかに凄まじいものであったかが、遺体の状況を通じてわかります。読んでいて愕然としました。

骨肉片や巻きついている遺留品から個人を特定し復元する作業、それに従事する医師や看護師、警察官の奮闘、遺族の嘆き悲しみなど、

|゚Д゚)) 読んでいて何度も卒倒しそうになりました

飯塚さんは感情的にならずに第三者的な目で記述しているのですが、精神的にかなりきついです。ただ、日航機墜落事故で、遺族や関係者がどういったことを現実として受け止めなければならなかったのかを知る事のできる数少ない書籍だと感じました。

評価は☆5。事故や遺体を扇情的に扱うのではなく、当事者としてそして一人の人間として事故や遺体に向き合っている点にも好感が持てました。日航機墜落事故に関心のある人にはぜひ手に取って欲しいですね。

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2010年10月 4日 (月)

第2次世界大戦末期の独ソ戦の地獄模様を描いたノンフィクション「最強の狙撃手」を購入

ドイツ軍狙撃手ゼップ・アラーベルガー氏の戦争体験を綴ったノンフィクション「最強の狙撃手」を購入しました。第2次世界大戦末期(1943年7月~1945年5月)の独ソ戦がどのようなものであったのかを、最前線に配属された兵士の視点で捉えています。

|゚Д゚)) 俗にいう東部戦線というやつですな

ゼップ・アラーベルガー氏本人が執筆するのではなく、伝記作者であるアルブレヒト・ヴァッカー氏が、ゼップ氏との対談で得た話と歴史的事実をもとに話を構成しています。

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|ω・`) 表紙はゼップ氏ではなく、なぜかロシア人の写真…

ハードカバーで約350ページ。無駄な改行がなく、ページ内に文字がぎっちりと詰まっていてかなりボリュームがありますね。

|∀・) それでは読んでみましょうか

ゼップ氏は家具職人。18歳の時に徴兵されドイツ国防軍に入隊します。最前線部隊の軽機関銃手として配属されるのですが、軽機関銃は強烈な威力を持つ一方で、その威力ゆえに敵から真っ先に標的にされるというポジション。

|ω・`) スカ引かされたってやつですか

経験の少ない新兵は消耗品という考えなのか、一番危険な場所に配属されます。最前線部隊の軽機関銃手であるかぎり自分を待っているのは死しかないと考えたゼップ氏は、負傷療養中に狙撃手への転向を決意し、上官に許可を求めます。使用武器はソ連軍から捕獲した狙撃銃モシン・ナガン91/30。

|゚Д゚)) なぜにロシアン製武器?

ドイツ軍では、狙撃兵=ひきょう者というイメージがあり、狙撃銃の開発も狙撃手の育成も行っていなかったんですね(一方のソ連軍は狙撃部隊を組織するなど育成に力を入れていた)。ただ、ソ連の狙撃手に対抗する手段がなく一方的にやられていたこと、上官が狙撃手の必要性を感じていたことなどからゼップ氏の要望が認められ狙撃手へ。

ゼップ氏は独自に狙撃手としてのノウハウを培っていくことになります。元々軽機関銃手はヤバイなど危険に対する嗅覚が鋭いというか、1発撃ったら狙撃ポイントからすぐに移動し位置を悟られないようにする、射撃の風圧で揺れる草から敵の潜伏ポイントを探し出すなど卓越したセンスを発揮。また、敵の司令官や狙撃手は即死させ、そうでない一般兵は胴体を撃って絶叫させることで敵全体の混乱と士気低下を図るなど、

|゚Д゚)) マシーンじゃないですか

天性の才能といいましょうか、狙撃手としてどんどんと実力をつけていきます。ただゼップ氏も最初からマシーンだったわけではなく、初めて敵兵を狙撃した際には罪悪感からおう吐するなどとっても人間的。が、戦場の過酷さがゼップ氏から人間的な感情を奪っていきます。

((((( ;゚Д゚))))) この戦場の描写がとんでもねぇの

敵の砲撃で塹壕の中に何か降って来たと思ったらそれが戦友の身体。頭は爆発片でズタズタになり手と足を失いながらも、「どうなったんだ、何が起こったんだ。なぜ急に暗くなったんだ、どうして身体の感覚が無くなったんだ。目が見えない、目が見えない」とのたうちまわりながら死を迎えたり、生きながらにして敵の戦車に足の方から踏まれて頭から血を噴出させながら死んだりと、

(|| ゚Д゚) トラウマー

な死にざまばかり。また東部戦線では捕虜と負傷者は虐殺されるのが常でしたので、それに対する恐怖とストレスも凄まじく人間的な感傷が介入する余地はなし。ちなみに書籍では、炸裂弾で狙撃されて頭が吹き飛んだ死体とか斧で撲殺された兵士とかゼップ氏の話を裏付ける写真も満載(ゼップ氏の部隊は記録用写真をまめに撮影していたようです)。

((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

兵士がパニックになって逃亡しようとして上官に発砲したり、ロシア兵が新兵を殺して食べていたり、捕虜に対する残酷な仕打ち(出血多量で即死しないように手足を縛ってその先をのこぎりで切除)など、戦争全体の狂気というか異常性がこれでもかこれでもかというほどやってきます。

:(;゙゚'ω゚'): これが戦場か

これほど赤裸々に戦場を語ったものは珍しいんじゃないでしょうか。娼婦宿で楽しんだ兵士の尿道に注射器突っ込んで消毒液注入など、ちょっと笑えるエピソードもありますが、

('A`) うわぁ…

と精神的に叩きのめされます。ゼップ氏が戦闘に参加したのは2年間ですが、ドイツ軍の撤退時期と相まってとにかく壮絶。生きて帰れたのが奇跡としか言いようがないほどです。

評価は☆5。精神的にかなりきついのですが、独ソ戦を理解しやすいほか、戦争の恐ろしさと残酷さを知るためにも後世に伝えるべき書籍だと感じました。一生に一度は読むべき書籍かな。amazonや個人サイトで優れたレビューが載っているので、興味を持った人はそちらもどうぞ。

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