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2010年9月の5件の記事

2010年9月30日 (木)

大型液晶テレビが格安オークションに出て激安で落札…でも出品者は大儲け の仕組み

インターネット上で最近よく見かけるのが、「定価の90%OFFで落札できる!」など激安価格での落札を売り文句にしているオークション。

|゚Д゚)) そんなうまい話があるわけねぇべや

懐疑的な自分は、「最終的には落札価格が跳ね上がってお得じゃなくなるんでしょ」、「話題作りの釣り出品でしょ」と見向きもしなかったのですが、出品者がガッツリ儲かる仕組みになっているそうです。

|ω・`) えげつない話なんで、ちょいと紹介

こういった激安オークションは1円とか10円とかからスタート。まぁ入札額が1円スタートというのは昔からあったのですが、最近流行りのオークションは1回の入札で上げられる入札額は1円、1回の入札ごとに75円の手数料が必要というシステムになってるんだそうです。

|゚Д゚)) 手数料ですか…

どんな感じなのかは、以下のスレッドを見てください。

ペニオク・ヤスオク方式のオークションで落札出来ずに生活センターに相談する情弱が急増
http://news4vip.livedoor.biz/archives/51622367.html

落札できなくても手数料を支払わなくてはならないんですね。42V型液晶テレビが出品されていたとして、それが1円スタートで落札額が1万1円になっていた場合、1万回の入札があったことになります。出品者には、1万回×75円+1万1円(落札額)=76万1円が入る仕組み。

|ω・`) これは凄い

架空出品でオークションにかけ、オークション終了後に42V型液晶テレビを新品で購入して落札者に送ったとしても十分お釣りがくる計算になります。入札回数が少なくて手数料+落札額が製品代に満たなかった場合、最後の最後で自分で落札しちゃえば75円+出品費の損で済みます。

|゚Д゚)) 元手無しで金が生まれる錬金術じゃないですか

仮の話ですが、出品者と運営者が手を組んでいた場合、「その商品は誰誰に落札された」と架空の人物を落札者に仕立て上げて、入札手数料だけを得るということもできちゃうわけです。入札者は、存在しない商品につられて入札手数料だけ取られるの図。

|ω・`) これは詐欺の予感がしますな

今現在運営している所はまともなんでしょうが、悪用しようと思えば簡単に悪用できるシステムだと思いました。

|゚Д゚)) 入札手数料が少額なのも気になりますな

広く浅く集めるというやり方が胡散臭いですね。まぁ、実際に安く手に入れられる人もいるんでしょうから完全な黒とは言い難いんですが、限りなく黒に近いグレーといった感じ。

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入札手数料を取る激安オークション…。激安で商品を手に出来るかもという人間の欲をついたシステムですが、凄い手を考えたもんですね。

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「3001年終局への旅」を読了、モノリスの謎は解明されたか

アーサー・C・クラークさんのSF小説「3001年終局への旅」を読みました。「2001年宇宙の旅」、「2010年宇宙の旅」、「2061年宇宙の旅」と続いたシリーズの完結編になります。

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「2001年宇宙の旅」が発表されてから30年を経てついに完結。

|゚Д゚)) モノリスの謎がついに解明されるんでしょうか

と興味津々で読み始めたのですが、「3001年宇宙の旅」では未来社会における文化や生活といったことの描写が中心になり、モノリスに関するお話は終盤にチョロッと出る程度です。

|ω・`) これは残念でしたな

モノリスを製造・設置した地球外知的生命体と人類の遭遇はありませんが、軌道エレベーター(宇宙エレベーター)や外部頭脳の話などが出てくるので、そういった方面の話が好きな人には楽しめるんじゃないかなという感じ。ただ、正直なところ「2001年宇宙の旅」に比べると内容が軽く、刺激的でもないので蛇足かなぁという印象を受けました。シリーズものの宿命なんでしょうかね。

「2001年宇宙の旅」を読んで人類と宇宙(地球外知的生命体)の関係に興味を持ったという人には、宇宙の旅シリーズよりも「幼年期の終り」の方がおススメ。

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2010年9月16日 (木)

絶賛されている「極大射程」を読みました、これは確かに傑作だわ

amazonなどで絶賛されている小説「極大射程」を購入しました。2000年に「このミステリーが凄い」の海外作品部門で1位を獲得。後に『ザ・シューター/極大射程』の名称で映画化されました。結構有名な小説のようです。

|゚Д゚)) スナイパーが主人公のハードボイルド小説ですな

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物語の主役となるのは、ベトナム戦争で87名の命を奪った伝説のスナイパー「ボブ・リー・スワガ―」。1400ヤード(1280メートル)離れた標的を狙撃できる凄腕の持ち主です。

ボブは愛国心に溢れる人物なのですが、スナイパー=命を奪うだけの存在というイメージから国から名誉勲章を与えられないなど失意のうちに退役。退役後はライフルだけを友とする隠遁生活を送ります。国から勲章をもらえなかった鬱憤を晴らすためか、野生動物を狙撃してそれを勲章代わりに悦に入ってたりします。

|゚Д゚)) ライフルにとりつかれてますな

そんなボブの元に、「新開発の308口径弾を試射して欲しい」との依頼が舞い込みます。精密加工された新開発弾の試射…、ライフルにとりつかれた男にとってこれほど魅力的なものはなく依頼を受諾。試射で狙撃の腕を見込まれたボブは、大統領暗殺を阻止するための計画に参加することになります。

|ω・`) ほほぅ

で、ここからストーリの本番になるのですが、

((((( ;゚Д゚))))) えぇぇぇ~!

と驚くような展開に。大統領暗殺を阻止するはずが、大統領暗殺を企てた男の汚名を着せられて逃亡する羽目になります。試射も新開発弾も、ボブにすべての罪を被せるための陰謀。

一体だれが何の目的で仕組んだのか? FBI捜査官ニックが追う事件との絡みで徐々に見えてくる事件の真相。

(  Д ) ゚ ゚

スナイパーが活躍するドンパチ小説かと思いきや、国家権力vs個人を描いたミステリー小説でした。

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下巻に入ってからは、続きが気になって気になって読む手が止まらず。

(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァどうなるの? ねぇどうなるの?

終盤の法廷でのくだりに至っては、息をするのも忘れるほどの面白さ。

|゚Д゚)) ………

読んだ人がべた褒めしているのが納得できる内容でした。ライフルの弾道や銃器の話、戦争犯罪と権力者による隠ぺい、国家の安全、謎に迫るミステリー、手に汗握るアクション、ロマンス。娯楽要素が一通り詰まっています。そして、読後感も清々しい。

( ゚Д゚ノノ☆パチパチパチパチ

大満足。どことなく『ヘビーレイン』の世界観に通じるものがありました。評価は☆5。

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2010年9月 2日 (木)

重忠ロボに続いておばあさんロボット登場、これが非常におそロシア

嵐山史跡の博物館の続きです。前のお話は下のURL。

坂東武士の鑑! 畠山重忠のロボットを見に嵐山史跡の博物館へ
http://yauyaku.air-nifty.com/brog/2010/09/post-8c43.html

さて、嵐山史跡の博物館にある重忠ロボに衝撃を受けたのですが、展示施設内にはもう一体ロボットがありました。その名も「おばあさんロボット」。

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|゚Д゚)) こりゃまた等身大ですか

説明板によると、嵐山近郊に伝わる民話を語ってくれるとのことです。

|゚Д゚)) どんな民話を語ってくれるんでしょうか?

ラインナップを見ると
 ・河童のわび証文
 ・田村麻呂の悪龍退治
 ・役行者(えんのぎょうじゃ)
 ・両頭庵
 ・九頭竜様

(*゚∀゚)=3 怪異・妖怪の類の話ですか

とりあえず、河童のわび証文のボタンを押してみました。

(*´∀`) ………

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ロボットらしい動きといいますか、ギッチョンギッチョンと動きながら情感豊かな声で怪異を語ってくれます。

(((( ;゚Д゚)))) こぇぇ~、思いのほかこえぇ~

話の内容以上に雰囲気が怖くて、一気に涼しくなりました。夏の時期に最適ですね。この後、博物館の周囲にある菅谷館跡を散策。

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マムシやハチが出るそうなので注意が必要ですが、自然が多くて結構癒されます。博物館ではペットボトルのジュースが100円、缶ジュースが80円で売っているので、ジュース片手に散策というのもいいんじゃないでしょうか。嵐山渓谷と違ってバーベキューは禁止ですが、ピクニック気分で楽しめるんじゃないかなと感じました。

嵐山史跡の博物館
http://www.ranzan-shiseki.spec.ed.jp/

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2010年9月 1日 (水)

坂東武士の鑑! 畠山重忠のロボットを見に嵐山史跡の博物館へ

戦国武将の蝋人形展示を行っている施設を探していたところ、「重忠ロボ」なる単語に遭遇。

|゚Д゚)) ロボってなんですか…

調べてみると、「重忠ロボ」は嵐山史跡の博物館(埼玉県比企郡嵐山町)に展示されているとのこと。車で行ける距離だったので行ってきました。

|∀・) 東松山ICから車で10分ぐらいのところにあります

嵐山史跡の博物館は、畠山重忠氏の館跡と伝えられる「菅谷館跡」(国指定史跡)に設けられた施設で、鎌倉時代の武士の生活などについて展示を行っています。入館料は一般が100円(高校生・学生50円、中学生以下と65歳以上は無料)ととってもリーズナブル。

|∀・) それでは入場しましょうか

有料ゾーンに足を踏み入れてすぐのところで「重忠ロボ」がお出迎え。

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|゚Д゚)) 等身大でなかなかのサイズじゃないですか

センサーを内蔵しており、人の気配を察知すると動き出します。「我は平氏であるが、後に源頼朝に仕え~」など自分の経歴と博物館の見どころを語り始めます。施設のガイド役といった感じでしょうか。

|゚Д゚)) 渋くていい声ですな

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首と口元と手が動くのですが、「重忠ロボ」の名称通りロボットらしいカクカクした動き。動作スピードは結構速いです。

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|∀・) 基本ポーズは仮面ライダーの変身! ですな

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|゚Д゚)) 表情細けぇ~

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|∀・) 仮面ライダ~、仮面ライダ~

「変身、変身するの? 必殺技、必殺技は?」と心の中で煽りながら撮影していたところ、「重忠ロボ」の左手が上昇。

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|∀・) ?

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(((゚Д゚))) ひゃぁぁ!

仮面ライダ~とか煽ったからでしょうか、ものすごいスピードで手刀が振り下ろされました。

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(((゚Д゚))) ひぃぃ~

実際は「重忠ロボ」と見学者の間には距離があるので、チョップを喰らうことはないんですけどね。仕切りから身を乗り出して見てると喰らうかも。

|∀・) 人物を見てみましょうか

畠山重忠氏(1164~1205)は、平氏の流れをくむ武将。源頼朝氏が挙兵した当時は頼朝氏に敵対しますが、その後、頼朝氏の味方となります。愛馬を背負って崖を駆け降りたとか、溺れた味方武将を岸に放り投げたとかの伝説が残っており、膂力に優れていたようです。

性格は清廉潔白。美談も多く、「鎌倉武士の鑑」として讃えられたとか。実力も人望もあったのですが、それが仇となって滅ぼされてしまいます。北条氏の謀略にはまり、数万の大軍相手に百数騎で奮戦。神奈川県の戦場で没したとのこと。

|ω・`) 凄い人物だったんですね

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博物館の外(菅谷館跡の敷地内)には、畠山重忠氏の銅像があります。

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ロボットに比べて年齢が若め。武者姿ではありませんが、威厳を感じさせて格好いいですね。

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嵐山史跡の博物館については、他にも面白いネタがあったので、機会があればアップしたいですね。

嵐山史跡の博物館
http://www.ranzan-shiseki.spec.ed.jp/

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