「3001年終局への旅」を読了、モノリスの謎は解明されたか
アーサー・C・クラークさんのSF小説「3001年終局への旅」を読みました。「2001年宇宙の旅」、「2010年宇宙の旅」、「2061年宇宙の旅」と続いたシリーズの完結編になります。
「2001年宇宙の旅」が発表されてから30年を経てついに完結。
|゚Д゚)) モノリスの謎がついに解明されるんでしょうか
と興味津々で読み始めたのですが、「3001年宇宙の旅」では未来社会における文化や生活といったことの描写が中心になり、モノリスに関するお話は終盤にチョロッと出る程度です。
|ω・`) これは残念でしたな
モノリスを製造・設置した地球外知的生命体と人類の遭遇はありませんが、軌道エレベーター(宇宙エレベーター)や外部頭脳の話などが出てくるので、そういった方面の話が好きな人には楽しめるんじゃないかなという感じ。ただ、正直なところ「2001年宇宙の旅」に比べると内容が軽く、刺激的でもないので蛇足かなぁという印象を受けました。シリーズものの宿命なんでしょうかね。
「2001年宇宙の旅」を読んで人類と宇宙(地球外知的生命体)の関係に興味を持ったという人には、宇宙の旅シリーズよりも「幼年期の終り」の方がおススメ。
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