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2010年5月 5日 (水)

東洋のナイアガラと呼ばれる「吹割の滝」に行ってきました

群馬県に「吹割の滝」(ふきわれのたき)というもの凄い滝があるとの情報を入手。なんでも、東洋のナイアガラと呼ばれているとか。

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|゚Д゚)) ナイアガラとは大きく出ましたな

ということでドライブルートを検索。関越道の沼田ICを降りて尾瀬方面に20kmほど走ると到着するとのこと。鴻巣からだと片道123km。東松山ICから乗ればすぐ着きそうなので関越道で行くことにしました。走行予定時間は2時間30分。

|ω・`) 関越道混みまくりかしらん?

と思ったのですが、下り方向なのでGWによる渋滞はほとんどなし(花園でちょっと引っかかった程度)。10時に出発して12時30分に到着しました。

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地図で見ると山に囲まれているので寂しい所かと思ったのですが、大型の土産物屋が複数店あるほか、ガソリンスタンドなどもあり結構栄えていました。街中を走る国道120号が日本ロマンチック街道になっている影響でしょうか、道路もぶっとく交通量も多いです。

|゚Д゚)) 秘境をイメージしていたのに意外ですな

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土産物屋が運営する駐車場に関しては色々と言われているのですが(無料と言いながらも強制的に土産物用の商品券を買わせられるとか…)、自分は500円で停められる場所に駐車(看板の土産物屋とは別のところですね)。

コースは、駐在所→鱒飛の滝→はんにゃ岩→吹割の滝→浮島橋→浮島→吹割橋→観瀑台を選びました。左下から一周する感じで川を上っていきます。

|∀・) それでは進みましょうか

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風情のある土産物屋を抜けると

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鱒飛の滝(ますとびのたき)が出てきます。落差は約15m。滝の周囲に柵などは設けられておらず、観光客は白線の内側から眺めることになります。

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白線ギリギリから撮影。

|゚Д゚)) アングルがよろしくないじゃないですか

もっと滝のそばまで寄りたいのですが、白線をちょっとでも超えると警備員が笛をピーピー鳴らして警告してきます。警告を無視し続ける(または気がつかない)と首根っこをつかまれて岩の上に引き倒されます(60代の初老の男性が実際に岩の上に引き倒され、ものすごい大声で注意されていました)。

∑(゚Д゚;≡;゚д゚) そこまでやるか !?

と思ったのですが、吹割の滝周辺では落水による死亡事故が多発しているため、厳しくなるしかない模様。目の前で死なれたくありませんからね。なんせ、

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|ω・`) 水の勢いが半端じゃなく凄いんです

一旦水に浸かったらあとは流されるか引きずり込まれるだけ。一番穏やかそうなところでも、

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こんな感じ。流れが複雑で水が巻き込まれるのか常に泡立っています。滝での落下死よりも溺死のほうが多いんじゃないでしょうか。

|ω・`) おそロシア

鱒飛の滝を抜けると「はんにゃ岩」が登場。

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|゚Д゚)) 何じゃこのでかさは

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構図が間違っているんじゃないかと言いたくなる大きさ。スケールに圧倒されて足元がフラフラしました。

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「はんにゃ岩」を抜けて上流へ。ちなみに、滝周辺だけでなく歩道に関しても柵はありません(階段のみ柵があります)。歩道は人がギリギリ3人通れる広さなので、ゆずり合いが大切です。

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∑(゚∀´(┗┐ヽ(・∀・ )ノ あっ、 ドーンッ

とか、押すような行為(および押すマネ)は冗談でもやってはいけません。

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こんな流れが待っています。川を上り目的の「吹割の滝」に到着。

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∑(゚∀゚ノ)ノキャー

「吹割の滝」は落差が7mでそれほど高くはないのですが、横に長い。幅が30m以上もあります。ちなみに小さく写っているのは人です。

10_0504_fukiware13_fukiware02↑上流から見たところ

10_0504_fukiware14_fukiware03↑ネットで見るのは大抵このアングル

10_0504_fukiware15_fukiware04↑観瀑地から撮影

上から見ると滝の規模が大きいことがよくわかりますね。

( ゚Д゚) 日本列島みたいな形しとるな

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3方向から水が流れ込むのですが、もの凄く迫力があります。

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滝を横目に上流にある浮島橋を目指します。この歩道ももちろん柵はありません。

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滝の上流は「千畳敷」と呼ばれるところで、平坦になっています。幅が300メートル近くあると思うのですが圧巻の広さです。

10_0504_fukiware18_hashi02↑浮島橋

10_0504_fukiware19_senjyo↑浮島橋から千畳敷を眺めたところ

|゚Д゚)) 人がとても小さく見えるんです

というか千畳敷が広すぎますね。浮島橋を渡り、浮島を経て吹割橋へ。吹割橋の上流は

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結構穏やかな感じ。吹割橋から下流を眺めると、

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水の勢いが急加速。吹割橋を超えると山道になります。歩くのはちょっと大変ですが、滝を見渡せる観瀑地が3つほどあるので頑張る甲斐はあります。山歩きを含めても1時間で1周できます。

|゚Д゚)) とにかく全体的に凄いんです

「吹割の滝」は柵のない状況での見学になるので、訪れるなら晴れた日がいいですね。雨が降って足場が濡れていると非常に危険。

|ω・`) 何で柵を設けないの?

とも思いますが、柵を設けても増水したときに流されるか(それぐらい水流が強い)、柵を過信して逆に事故に遭ってしまうことを恐れているとか、何か深い理由があるんでしょう。自然をダイレクトに感じられる数少ないスポットなので、ちょっと危険ですがおススメ。

ちなみに、帰りの関越道でGWの大渋滞に巻き込まれ、

|∀・) おほおほ、全く動かないじゃないですか

帰りは5時間もかかってしまいました。渋川伊香保~藤岡、花園あたりの混雑が尋常じゃないので、観光シーズンは沼田から17号を利用したほうが速いかもしれませんね。

おわり

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コメント

投稿読ませていただきました。私は19日に吹き割りの滝を見て、あの穏やかそうな滝には裏側の顔があって「本当は俺は怖いんだぞ~」と言ってるかのように感じていました。
私はface bookを遣っていて、吹き割りの滝の写真を載せた後、この滝に付いての良い記事はないかなーと思い
Webを検索した。そしてあなたの記事を読み、《スゴーイ!》と感動しました。face bookにリンクさせていただいてもよろしいでしょうか?お手数ですが、Gメールに返信頂けたら幸いです。

投稿: HAZKI-JUN | 2012年10月21日 (日) 10時09分

HAZKI-JUNさん
はじめまして

ブログの管理人のやうやくです。
私のブログの日記(吹き割の滝)にコメントをいただきありがとうございます。
Face bookへのリンクはOKです。ぜひお願いします。

吹き割の滝、景観の良さと自然の強さ(怖さ)が同居していて、個人的には好きなスポットです。
注意が必要でちょっと危険ですけどね。

同様の内容で、メールも送信させていただきました。

投稿: やうやく | 2012年10月21日 (日) 12時32分

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