« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »

2010年5月の17件の記事

2010年5月29日 (土)

井伏鱒二さんの「黒い雨」を読みました

井伏鱒二さんの小説「黒い雨」を購入。広島における原爆被害について描いた小説ですね。学校の授業を通じて書名と概要は知っていたのですが、

|ω・`) それで読んだ気になって今まで読んだことがなかったんです

自分と似たような感じで読んでいないという人も多いかもしれませんね。

10_0529_kuroiame_01

|゚Д゚)) さて、

「黒い雨」は、大まかなストーリーはフィクションになります。ストーリーはフィクションなのですが、原爆が投下された時の惨状や風景、庶民の生活、原爆症など細部に関しては、実在した原爆罹災者の被爆日記(重松静馬さんによる日記)、被爆者の治療にあたった医師の手記を基にして書かれています。実在した人物の実体験に基づいて描かれており、これらの部分はノンフィクション。

で、ノンフィクションの部分に関しては、実際に罹災した人の視点というか、その場にいた人でしか語りえないものがあり、風景描写が凄まじい迫力を持っています。

|゚Д゚)) 自分がその場にいるかのような臨場感なんです

私は10年近く前に広島平和記念資料館を訪れ、壁に焼きついた人型の染み、衣服などの遺品を見ましたが、「黒い雨」の描写はそれらの資料を凌駕する力と存在感を持っています。感情的にならず朴とつというか見たそのままの景色が語られるのですが、

:(;゙゚'ω゚'): これが原爆なのか!

と圧倒されます。

広島の上空数百メートルの位置に太陽が出現した、音速を超える爆風が吹き荒れたなどのどこか現実味のない(というか想像もつかない)表現と異なり、原爆の持つ暴力的なすさまじさが肌で感じられる内容なんですね。読んでいて非常にキツイ。悲しいとか辛いとかではなく、ただただキツイ。想像力にもよると思いますがトラウマものです。

|ω・`) これは文字にしかなしえない業ですな

「黒い雨」が名作と呼ばれる理由がよくわかりました。原爆投下の是非や戦争云々は別にしても、ぜひ多くの人に読んで欲しいと感じた作品ですね。それにしても、広島への原爆投下は65年前の出来事。ほんのわずか前。

ちなみに「黒い雨」を読み終えた後、表紙を逆さにして眺めてみると非常に感慨深い。

10_0529_kuroiame_02

|゚Д゚)) 新潮文庫は相変わらずいい仕事してますな

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月28日 (金)

光回線のテレアポのバイトに受かったお!!

「光回線に切り替えませんか」という勧誘の電話がかかって来た経験のある人も多いと思います。自分の家にも同じ業者から頻繁に電話がかかってきた時期があり、

( ゚ω゚ ) 何度オコトワリさせれば気が済むのかしらん

と感じたことがあったのですが、勧誘する側の裏側を描いたスレッドがあり面白かったので紹介。

|ω・`) そういやバイト情報誌でもしょっちゅう求人かけてますな

10_0528_hikari_01

光回線のテレアポのバイトに受かったお!!
http://blog.livedoor.jp/news23vip/archives/1495921.html
光回線のテレアポのバイトに受かったお!!2
http://blog.livedoor.jp/news23vip/archives/1495920.html
光回線のテレアポのバイトに受かったお!!3
http://blog.livedoor.jp/news23vip/archives/1495919.html

(;^ω^) ………

製造業などと違い、光回線のテレアポは契約が取れないと何も残らないので、この状況にならざるを得ないと思うのですが、上司のストレートな表現に思わず、

( ゚∀゚)・∵. グハッ!!

と噴き出してしまいました。笑っている場合じゃないんですけどね。

テレアポに限らず言えることですが、相手にとってメリットのあるものを提供しようとしていることを真っ先に伝え、自分は会社の製品を売ろうとしているのではなくアナタの味方なんですよ、手助けに来ましたよということをアピール。そのスタンスで接することが大事ですね。

まぁ、営業マン自身が惚れ込むような商品やサービスは少ないと思いますが(大抵は、さして必要性のないものを無理やり売り込む状況か…)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月26日 (水)

「嫁に憎まれてるんじゃ」…などとんでもない状況のスレッド

ネットサーフィンをしていると、変わった画像や書き込みに結構遭遇するのですが、想像以上だったものがあったので紹介。

まずは、自分に出されている食事だけが異様にまずいことに気がついた旦那のお話。

10_0526_food_01

|゚Д゚)) なぜ、俺の飯だけが…

嫁に憎まれてるかもしれんwwwwwwwwwwww
http://hamusoku.com/archives/3143925.html
嫁に憎まれてるかもしれんwwwwwwwwwwww2
http://hamusoku.com/archives/3144342.html

旦那に対する単なる嫌がらせかと思いきや、驚愕の展開に。恋愛結婚かどうかは語られていませんが、

:(;゙゚'ω゚'): とんでもねぇ嫁さんだな

いや、愛情が変質してこうなったのか…。「私がこんな風になったのも旦那のせい」とか、自分の所業をすべて旦那のせいにしてさらに悪い方向に進んだような気もします。

次は、

(´・∀・`)アラマァ釣りですか

というものですが、冗談かと思ったら本当でした。

【緊急】風呂場の排水口に落としたオナホの救出方法を教えてくれ
http://hamusoku.com/archives/3194465.html

全国的に発生してそうなケースですが、このスレッドを立てた人物に対してさらなる追い打ちが…。

((((( ;゚Д゚))))) へっ、変態だぁ~

たしかに可愛いかもしれませんが、これはアウトだと思います。まさか、ばれるとは思ってなかったんだろうなぁ色々と。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月24日 (月)

理髪店のBGMが店員のマイベストで腹筋崩壊

であったころのよう理髪店のBGMというと、ラジオやテレビの音が主流だと思うのですが、先日行った理髪店は店員の選んだ曲が流れていました。その店員の『マイベスト』というやつですね。

|∀・) ほぅほぅ

趣味丸出しというのはなかなか珍しいことだと思うので、理髪されている間にどんな曲が流れるのかチェックしました。で、流れたのが、

V6 「MUSIC FOR THE PEOPLE」
SPEED 「Go! Go! Heaven」
マイリトルラバー 「Hello, Again 〜昔からある場所〜」

|゚Д゚)) 古いなオイ…

なんというかCDTVの「90年代に流行った曲は~」みたいなセレクト。さらに続いて、

ジュディアンドマリー 「クラシック」
エブリリトルシング 「出逢った頃のように」
スピッツ 「チェリー」

|ω・`) ………

自分の趣味とは対極にある選曲というか、

('A`) やめて、やめて~

といった曲ばかり。が、「曲を変えてちょうだい」なんて言えるはずもなく、ひたすら、「この店員のマイベストか、理髪早く終わってくれ~」と祈りました。

|ω・`) もちろん祈りは通じず

その後も続く店員マイベスト。遅々として進まない理髪。

身動きできない状態で必死に耐えていたのですが、精神的にキツイ状況が続いたためか、なぜか笑いがこみあげてきました。ツボにはまるというか、悲しい状況が一回転して笑いに転じるというか、笑っちゃいけない場面で笑いがこみあげてくる感じですね。

笑いを誘発する物質が、「ドリャ―ッ!」と

10_0524_run_01_3

頭の中を全速力で駆け巡りはじめ、

(´゚ c_,゚` ) 笑ってはイカン、笑ってはイカンのだプププッ!

と必死こいて笑いをこらえる展開に。口を開くと

( ゚∀゚)・∵. ブハッ!

と噴き出してしまいそうだったので、口をキッと閉じて鼻呼吸。笑いをこらえているため呼吸が乱れ、鼻の穴から空気がピスピスと音を立てて移動。それがさらに笑いを加速。「ドリャーッ! ドリャーッ!」と勢いを増す笑い物質。

10_0524_run_02

( ゚,_・・゚) もう限界じゃブブブッ

そんな状況で、

( ´∀`)σ 顔剃りますね~

と仰向けにされ、濡れタオルで口と鼻をふさがれました。笑いをこらえて浅い呼吸しかしていない時にふさがれたもんだから、

( ゚,_・・゚) 息ができない、息ができないブブブッ

はっきり言って死ぬかと思いました。店員のマイベストは、悶絶するので止めて欲しいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月23日 (日)

THE BOOMの『極東サンバ』の初回限定版を購入/「ブランカ」の音色のルーツは

気温が30度を超える日が増えてきましたね。

(;´Д`) 5月で夏日とか勘弁して欲しいわ

これだけ暑いと夏を感じさせる曲を聞きたくなります。というわけで、THE BOOMのアルバム『極東サンバ』を中古で購入。初回限定版で価格は250円。

( ゚Д゚)お得感バリバリじゃないですか

10_0523_boom_01_3

10_0523_boom_02

収録曲の中で特に好きなのが「カルナヴァル」と「ブランカ」。「ブランカ」に関しては、前奏と間奏の鉄琴の音色が特徴的で異国情緒にあふれています。JALのCMに起用されていたので、耳にしたことがあるという人もいるんじゃないでしょうか。

|゚Д゚)) どこかの民族音楽かしらん?

と検索をしたところ、東南アジアの民族音楽「ガムラン」とのこと。男性の掛け声は「ケチャ」ですね。

動画を見ていると

(*゚∀゚)=3 バリ島行きて~

という衝動が突き上げてきます。「ガムラン」については、日本国内でも活動しているグループが結構あり、夏祭りなどで演奏と踊りを披露しているそうなので(浅草のサンバカーニバルのような感じでしょうか)、近場でやっていたら見に行こうかな。

10_0523_boom_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月21日 (金)

グーグルアドセンスの広告スペースが真っ白に…/クロールを勝手に拒否?

ブログにグーグルアドセンスの広告を貼っていたのですが、

|∀・) あらあら、今日も「しじみ」ですか
|∀・) あらあら、今日も「口臭が臭い人」ですか

といった感じで、本文と関係性の低い広告が表示される日々が続いていました。で、昨日になって、

|゚Д゚)) 広告の入る部分が真っ白じゃないですか…

という状態に。グーグルアドセンスの場合、本文にNGワードが含まれている時などは、とりあえず公共広告が入る仕組みになっているのですが、その公共広告すらなく真っ白。

(´゚'ω゚`) あれ? もしかしてアカウント停止?

「アカウント停止しますよ~」という事前メールも来ていないし、グーグルアドセンスの管理画面には入れるので、アカウント停止というわけではないようです(まだわかりませんが…)。

|ω・`) ???

アドセンスの管理画面にアクセスし、不具合情報が出ていないかチェックしたところ、「グーグルのクローラーがアクセスできなかった云々」とのメッセージ。グーグルのクローラーが、

( ^ω^ )ノシ 情報拾いに来たよ~

とブログを訪問してきた時に、

お断りじゃヽ(#゚Д゚)ノ┌┛ガッ∑(ノ`Д´)ノ アゥッ!

と拒否したようです。

10_0521_dogu_01

ロボット検索を拒否する設定を行った覚えはないのですが、「robots.txt」が勝手に生成され拒否したということなのか…。本文と関連性の低い広告が表示されていたのも、クロールを拒否していたことが影響していたのかもしれません。

(ヽ´ω`) そういやページランクも落ちてますな…

グーグルの問題(アカウント停止の前兆…)なのか、ココログの問題(しょっちゅう不具合が発生…)なのか、

_〆(・ω・` ) よくわからんのです

原因に関しては、ネットで検索してみようと思います。とりあえず、ブログに貼っていたアドセンスの広告をすべて排除し、それとともにトップページの記事本数も以前のものに戻しました。

(・∀・) 若干見やすくなりましたな

なんだか複雑な気分ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月20日 (木)

心が和みまくる動物の画像をまとめたお勧めサイト

ネットを利用していて思わず見入ってしまうのが、動物の画像を集めたサイト。猫派だとか犬派だとか、インコ派だとか関係なく、

(*゚∀゚)=3 かわいすぎて悶絶しそうじゃないですか

動物の画像は心が和みますね。精神的に疲れちゃっている人は下のサイトがお勧め。

狂暴な「ぬこ」の画像ください
http://gasoku.livedoor.biz/archives/51508563.html
柴犬画像貼っていくわ
http://gasoku.livedoor.biz/archives/51425486.html
動物の笑える萌え画像 part1
http://gasoku.livedoor.biz/archives/51284291.html
動物の笑える萌え画像 part2
http://gasoku.livedoor.biz/archives/51285242.html

しかし、動物の画像を見ていると一眼レフデジカメと望遠レンズ&魚眼レンズが欲しくなりますね。猫など面白い動きをする動物を相手にした際は特にシャッタースピードが重要になりますので。

一眼レフに限らず、ペットショップにデジカメを置いたら売れるんじゃないかな。

それにしても、猫と犬は反則的にかわいいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月19日 (水)

カーリングの「ヤップ! ヤップ!」の意味は

カーリングのチーム青森が出演しているコーヒーのCM。「ヤップ! ヤップ! ヤップ! ヤップ!」という掛け声が印象的ですね。

|゚Д゚)) コーヒーとおにぎりって、凄い組み合わせだなオイ

という突っ込みは別にして、

|゚Д゚)) ヤップって何?

という疑問が生じたので検索。

10_0519_yappu_01_3

「ヤップ!」は、「(氷を)こすれ」という意味で使われているそうです。ちなみに、カーリングにおける掛け声はチームごとで異なるそうで、「イエス!」が「こすれ」を意味するチームもあるとか。ということは、

|∀・) オゥ、オゥ、イエス! イエス! カモン、カモ~ン!

というおなじみのフレーズを言いかえると、

|∀・) オゥ、オゥ、ヤップ! ヤップ! カモン、カモ~ン!

になるわけですね。

|゚Д゚)) 物凄く激しそうじゃないですか

掃除とかこすって欲しい場面で男性がへばりそうになった時、「ヤップ! ヤップ! ヤップ!」と掛け声をかけてあげると頑張ってくれるかもしれませんね。

■━⊂( ・∀・) 彡 ガッ☆`Д´)ノ アウチッ!

まぁ、日常生活で「ヤップ!」を使用する機会はなさそうですが、面白い掛け声だと感じました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月18日 (火)

岡田以蔵の慰霊祭を初めて実施

人斬り以蔵と呼ばれた岡田宜振(よしふる)以蔵の慰霊祭が、5月11日に高知で行われたそうです。慰霊祭が行われるのは初とのこと。

|゚Д゚)) 初とは意外じゃないですか

岡田以蔵に関しては、司馬遼太郎さんの短編小説「人斬り以蔵」で知っているという人も多いのではないでしょうか。

10_0518_hitokiri_01_2

岡田以蔵は、尊王攘夷を掲げる武市半平太のもとで活動した人物。剣技に優れていたそうですが、郷士という身分のため出世とは無縁。武市半平太からも軽んじられていたようです(武辺者は治世では必要とされませんからね…)。

岡田以蔵は、武市半平太による示唆、金銭を得るために暗殺を繰り返し、その罪で投獄。投獄後は無宿人として扱われ洛外追放(首実験の際に藩の人間が岡田以蔵ではないと証言)。帰郷後は無宿人として過ごすも岡田以蔵として捕えられ、武市一派の罪を暴くために拷問にかけられます。

|ω・`) 土佐藩もえげつない手を使いますな

藩内で拷問にかけたかったため、幕府には岡田以蔵ではないと嘘の証言をしたわけですね。で、連日の拷問に負けず口を割らなかったのですが、懸念した武市半平太に口封じのために毒を盛られ、最後は磔にかけられ梟首となります。享年28歳。

|ω・`) ………

個人的には、徳川政権下における身分制度の犠牲者といった印象を受けるのですが、一般的に暗殺という行為は受け入れられにくいようで、慰霊祭を行いたくても行えなかったという状況だった模様。

|ω・`) 弑逆や暗殺といった行為は嫌われますからな

司馬遼太郎さんの小説よりも、平田弘史さんの漫画「人斬り」の方が人間らしさを感じられるので好きですね。漫画の「人斬り」は、司馬遼太郎さんの「人斬り以蔵」をベースに制作した映画『人斬り』の漫画版になるのですが、

|゚Д゚)) 凄くいいんです

小説と併せて読みたい一冊です。おススメ。

10_0518_hitokiri_02

10_0518_hitokiri_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月17日 (月)

食パンマンの顔は何枚切りか/こいつは意外に…

疑問を投稿すれば誰かがそれに答えてくれる「Yahoo!知恵袋」。真面目な質問よりもネタとしか思えない質問の方が多いのですが、「食パンマンの顔は何枚切りですか?」という気になるものが…。

|゚Д゚)) 家にある食パンマンで見てみようかしらん

とチェックすることにしました。

10_0517_syokupan_01

食パンマンは、子供用アニメ『アンパンマン』に出てくるキャラクターですね。脇役&シンプルなデザインなんですが、一回見たら忘れられない強烈さと親しみやすさが特徴。

|゚Д゚)) それではちょいと別角度から見てみましょうか

10_0517_syokupan_02

10_0517_syokupan_03

|゚Д゚)) こいつ、意外に分厚いぞ!

10_0517_syokupan_04

10_0517_syokupan_05

|゚Д゚)) 何枚切りっていうレベルじゃないな

こりゃ2枚切りとか市販以外の規格じゃないかと思ったのですが、「Yahoo!知恵袋」での回答が秀逸でした。

食パンマンの顔は何枚切りですか?http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?qid=1315883

|゚Д゚)) うまい、うますぎる(by十万石まんじゅう)

というか、

|ω・`) 大喜利? 大喜利なのか?

うまいこと回答していますね。ついでに、面白かったものを紹介。

食パンマン「俺だけスライスされてる理由を1行で頼む」http://punpunpun.blog107.fc2.com/blog-entry-434.html

(;´∀`)…うわぁ…

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月13日 (木)

足尾銅山観光の人形(マネキン)は、どこが作ったんだろ?

足尾銅山観光にリアルな人形(マネキン)があることは以前触れたのですが、ブラックマヨネーズの吉田さんにしか見えない人形があったのでアップ。

10_0513_manekin_01

|゚Д゚)) 美肌な部分を除けば、そっくりじゃないですか

画像を整理しているうちに、足尾銅山観光にあるマネキンを作った会社って一体どこなのかな? という興味がわいたので検索。

|∀・) ………

|∀・) ……

|∀・) …

(´゚'ω゚`) わからんじゃないですか!

吉忠マネキンという企業が1980年に足尾銅山観光博物館の企画・設計・施工に関わっているそうなので、マネキンを製作したのも吉忠マネキンだと思うのですが確証を得られず(問い合わせするようなことでもないですし)。

ちなみに、博物館網走監獄のマネキンとTV番組『オー! マイキー!』のマネキンは吉忠マネキン製だとか。結構メジャーな企業なのかもしれません。

|゚Д゚)) 各観光施設のマネキン図鑑とか作ったら楽しいかも…

ついでに、足尾銅山観光のマネキン画像をアップ(以前に上げたものとは別のアングルになります)。

10_0513_manekin_02

10_0513_manekin_03

10_0513_manekin_04

10_0513_manekin_06

10_0513_manekin_07

10_0513_manekin_08

10_0513_manekin_09

10_0513_manekin_10

10_0513_manekin_11

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月12日 (水)

グイン・サーガの30周年記念で鈍器本「GUIN SAGA豪華限定版」

庭のコンテナを漁っていたところ、「グイン・サーガ読本」が出てきました。

10_0512_guin_01

(゚∀゚) 懐かしいじゃないですか

「グイン・サーガ読本」は、ファンタジー小説「グイン・サーガ」の50巻刊行を記念して出版されたファンブックですね。自分は40巻あたりを読んだ時点で挫折し、その後は読んでいないのですが、

|ω・`) 結局何巻まで出たんだ?

と疑問が生じたので検索。本編は130巻が最終巻(作者他界のため未完で終了)となっているようです。ストーリーもまだまだ中盤といった感じだとか。

|゚Д゚)) こりゃ読んでた人は大変だわ…

それはいいのですが、「グイン・サーガ」の30周年を記念した限定本「GUIN SAGA豪華限定版」なるものが2009年7月に出ていたとのこと。

|∀・) どんな本でっしゃろ

と検索。「グイン・サーガ」の1巻~100巻を2分冊にした本だそうです。価格は2冊セットで2万4150円(税込)。

|∀・) 1冊あたり50冊分の内容が入ってるってことですな

|∀・) ………

|∀・) …

(゚Д゚ ≡ ゚д゚) 何じゃそりゃ!?

物理的に可能なのかどうか甚だ疑問に感じたので検索。どういったことなのかがよくわかるページがありました。

グイン・サーガ博物館
http://guin-saga.com/gouka.html

∑(゚Д゚) でかっ !!

∑(゚Д゚) 重っ!!

∑(゚Д゚) 5段組みってあんた…、あんたぁぁぁ~

1セット(本2冊と特典と箱)を合わせた重量は10kgとか。あらゆる意味で規格外。箱とかの重量を除外したとして、1冊あたりの重さが4kgちょい。

ポーン(  Д )⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒...。....。コロコロ

挿絵がないそうなので、初めて読むという人は1巻から1冊ずつ集めていった方がいいかもしれませんね(「グイン・サーガ」は表紙のイラストと挿絵が物凄くいいので)。

コレクターアイテムとしてはいいのかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月10日 (月)

稲川淳二さんの「生き人形」と吉村昭さんの「困った記憶」/オカルト話

時々、猛烈に怖い話(オカルトというかいわゆる心霊系の話)を読みたくなることがあり、稲川淳二さんの本を引っ張り出すことがあります。

|゚Д゚)) 実話というよりも怪談(ネタ)として楽しむんですけどね

10_0510_inagawa_01

個人的に、稲川淳二さんの話の中では、八王子にある首なし地蔵とか土産物として買ってきた仮面の話とかが印象深いのですが、ネット上だと「生き人形」の話が、

|ω・`) これって本当の話?

と話題になっているようです。ファンの間で稲川淳二さんの話に関して真偽を追求するようなことはほとんどないのですが(本当だとしたら怖いなぁという感じでそのまま流すというか、本当の話かどうか自体は重要ではないというか…)、この話だけは別の模様。

何でもテレビ番組で「生き人形」の話をしているときに、「子どもが映っているぞ」などといった電話が視聴者からジャンジャン寄せられたほか、関係者が実際に不可解な死を遂げたとか。

生き人形の話の内容
http://lifedoll.at.infoseek.co.jp/lifedoll.htm

ちなみに、「生き人形」で画像検索をかけると、

ギャアァァァ━━━━(゚Д゚ll)━━━━━!!!!!!

という画像が出てくるので、人形の姿や形に恐怖を感じる人は画像検索をしない方がいいですね。まぁ、稲川淳二さんのように普段からオカルト話をしている人がそういった話をすると、

|゚Д゚)) ふんふん、そうなの?

と話し半分になるのですが、意外にも吉村昭さんがエッセイ「私の引出し」の中の「困った記憶」で自身の不可解な体験を語っているので紹介。

10_0510_yoshimura_01

吉村昭さんはノンフィクション作家。証言者の話であろうが、史料(資料)であろうが、他と照らし合わせて裏付けが取れない限りは信用しない(採用しない)という堅い性格。オカルトと対極にいるといった感じなので、そういった人物が語る体験談は非常に興味深いです。

内容は2点。4番目の兄の戦死にまつわる話しと、子宮ガンで他界した母親にまつわる話し。特に母親のエピソードに関しては、

|゚Д゚)) こえぇぇ~

と同時に

|ω・`) どことなく悲しさが漂うじゃないですか

という内容になっています。

吉村昭さんの母親は、ガンの療養のために隠居所の離れで寝起きしていたのですが、痛みに耐えられなくなると手元の呼び鈴のボタンを押し、隠居所にいる家族に合図を送ることになっていました。「町医者を呼んできて注射をしてくれるように頼んで欲しい」という合図なんですね。

注射で打つ鎮静剤は、どんどんどんどん依存性が強くなる(というか本数を打たないと効かなくなってくる)わけです。ガンの激痛に耐えながら闘病するか、それとも薬で廃人になってしまうか。末期の頃には、母親の身を案じて、家族は呼び鈴が鳴っても素知らぬふりをするしかなかったそうです。

|ω・`) お互いにとって非常に辛い生活ですな

そして母親が他界。隠居所と離れが無人となります。

母親が他界した年の冬、吉村昭さんと弟さん、お手伝いさんが無人になった隠居所に泊ることになりました。隠居所の玄関を開けて居間に足を踏み入れた瞬間、離れの呼び鈴ボタンが押されたことを示す音が鳴りました。

(゚д゚) 泥棒が入って、誤って呼び鈴ボタンを踏んだに違いない

と考え、木刀を持って離れに駆けつけて電気を付けたところ無人。畳の上に呼び鈴ボタンが置かれているのみ。母親の死後、離れは掃除をしていないので薄いほこりが積もっているのですが、自分たち以外の足跡は無し。誰も入った形跡がないんですね。

|゚Д゚)) これは、電流の異常接触かなにかで鳴ったに違いない

と呼び鈴ボタンのコードをチェックしたところ、電源が外されたままになっていたそうです。ボタンが押されたとしても、物理的に鳴るわけがない。それを見たお手伝いさんは、

((((( ;゚Д゚))))) ひぃやぁぁぁぁ

と逃走。吉村昭さんと弟さんは、「母親の霊魂が鳴らしたに違いない」と話し合い、そのまま布団を敷いて就寝。なお、年末にも呼び鈴が鳴ったそうです。

|ω・`) ………

吉村昭さんは、「第三者からこんな話を聞かされれば、私は薄ら笑いし、馬鹿らしいとも思うだろう。それだけに、その記憶に当惑に近いものを感じている」と述べていますが、「困った記憶」と題するあたりが吉村昭さんらしいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 5日 (水)

東洋のナイアガラと呼ばれる「吹割の滝」に行ってきました

群馬県に「吹割の滝」(ふきわれのたき)というもの凄い滝があるとの情報を入手。なんでも、東洋のナイアガラと呼ばれているとか。

10_0504_fukiware01_fukiware

|゚Д゚)) ナイアガラとは大きく出ましたな

ということでドライブルートを検索。関越道の沼田ICを降りて尾瀬方面に20kmほど走ると到着するとのこと。鴻巣からだと片道123km。東松山ICから乗ればすぐ着きそうなので関越道で行くことにしました。走行予定時間は2時間30分。

|ω・`) 関越道混みまくりかしらん?

と思ったのですが、下り方向なのでGWによる渋滞はほとんどなし(花園でちょっと引っかかった程度)。10時に出発して12時30分に到着しました。

10_0504_fukiware03_miyage

地図で見ると山に囲まれているので寂しい所かと思ったのですが、大型の土産物屋が複数店あるほか、ガソリンスタンドなどもあり結構栄えていました。街中を走る国道120号が日本ロマンチック街道になっている影響でしょうか、道路もぶっとく交通量も多いです。

|゚Д゚)) 秘境をイメージしていたのに意外ですな

10_0504_fukiware02_map

土産物屋が運営する駐車場に関しては色々と言われているのですが(無料と言いながらも強制的に土産物用の商品券を買わせられるとか…)、自分は500円で停められる場所に駐車(看板の土産物屋とは別のところですね)。

コースは、駐在所→鱒飛の滝→はんにゃ岩→吹割の滝→浮島橋→浮島→吹割橋→観瀑台を選びました。左下から一周する感じで川を上っていきます。

|∀・) それでは進みましょうか

10_0504_fukiware04_miyage2

風情のある土産物屋を抜けると

10_0504_fukiware05_masutobi01

鱒飛の滝(ますとびのたき)が出てきます。落差は約15m。滝の周囲に柵などは設けられておらず、観光客は白線の内側から眺めることになります。

10_0504_fukiware06_masutobi02

白線ギリギリから撮影。

|゚Д゚)) アングルがよろしくないじゃないですか

もっと滝のそばまで寄りたいのですが、白線をちょっとでも超えると警備員が笛をピーピー鳴らして警告してきます。警告を無視し続ける(または気がつかない)と首根っこをつかまれて岩の上に引き倒されます(60代の初老の男性が実際に岩の上に引き倒され、ものすごい大声で注意されていました)。

∑(゚Д゚;≡;゚д゚) そこまでやるか !?

と思ったのですが、吹割の滝周辺では落水による死亡事故が多発しているため、厳しくなるしかない模様。目の前で死なれたくありませんからね。なんせ、

10_0504_fukiware07_masutobi03

|ω・`) 水の勢いが半端じゃなく凄いんです

一旦水に浸かったらあとは流されるか引きずり込まれるだけ。一番穏やかそうなところでも、

10_0504_fukiware08_masutobi04_2

こんな感じ。流れが複雑で水が巻き込まれるのか常に泡立っています。滝での落下死よりも溺死のほうが多いんじゃないでしょうか。

|ω・`) おそロシア

鱒飛の滝を抜けると「はんにゃ岩」が登場。

10_0504_fukiware09_hannya01

|゚Д゚)) 何じゃこのでかさは

10_0504_fukiware10_hannya02

構図が間違っているんじゃないかと言いたくなる大きさ。スケールに圧倒されて足元がフラフラしました。

10_0504_fukiware11_fukiware00

「はんにゃ岩」を抜けて上流へ。ちなみに、滝周辺だけでなく歩道に関しても柵はありません(階段のみ柵があります)。歩道は人がギリギリ3人通れる広さなので、ゆずり合いが大切です。

10_0504_fukiware11_hannya001

∑(゚∀´(┗┐ヽ(・∀・ )ノ あっ、 ドーンッ

とか、押すような行為(および押すマネ)は冗談でもやってはいけません。

10_0504_fukiware12_fukiware00

こんな流れが待っています。川を上り目的の「吹割の滝」に到着。

10_0504_fukiware12_fukiware01

∑(゚∀゚ノ)ノキャー

「吹割の滝」は落差が7mでそれほど高くはないのですが、横に長い。幅が30m以上もあります。ちなみに小さく写っているのは人です。

10_0504_fukiware13_fukiware02↑上流から見たところ

10_0504_fukiware14_fukiware03↑ネットで見るのは大抵このアングル

10_0504_fukiware15_fukiware04↑観瀑地から撮影

上から見ると滝の規模が大きいことがよくわかりますね。

( ゚Д゚) 日本列島みたいな形しとるな

10_0504_fukiware16_fukiware06

3方向から水が流れ込むのですが、もの凄く迫力があります。

10_0504_fukiware16_fukiware05

滝を横目に上流にある浮島橋を目指します。この歩道ももちろん柵はありません。

10_0504_fukiware17_hashi01

滝の上流は「千畳敷」と呼ばれるところで、平坦になっています。幅が300メートル近くあると思うのですが圧巻の広さです。

10_0504_fukiware18_hashi02↑浮島橋

10_0504_fukiware19_senjyo↑浮島橋から千畳敷を眺めたところ

|゚Д゚)) 人がとても小さく見えるんです

というか千畳敷が広すぎますね。浮島橋を渡り、浮島を経て吹割橋へ。吹割橋の上流は

10_0504_fukiware20_hashi

結構穏やかな感じ。吹割橋から下流を眺めると、

10_0504_fukiware21_hashi

水の勢いが急加速。吹割橋を超えると山道になります。歩くのはちょっと大変ですが、滝を見渡せる観瀑地が3つほどあるので頑張る甲斐はあります。山歩きを含めても1時間で1周できます。

|゚Д゚)) とにかく全体的に凄いんです

「吹割の滝」は柵のない状況での見学になるので、訪れるなら晴れた日がいいですね。雨が降って足場が濡れていると非常に危険。

|ω・`) 何で柵を設けないの?

とも思いますが、柵を設けても増水したときに流されるか(それぐらい水流が強い)、柵を過信して逆に事故に遭ってしまうことを恐れているとか、何か深い理由があるんでしょう。自然をダイレクトに感じられる数少ないスポットなので、ちょっと危険ですがおススメ。

ちなみに、帰りの関越道でGWの大渋滞に巻き込まれ、

|∀・) おほおほ、全く動かないじゃないですか

帰りは5時間もかかってしまいました。渋川伊香保~藤岡、花園あたりの混雑が尋常じゃないので、観光シーズンは沼田から17号を利用したほうが速いかもしれませんね。

おわり

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年5月 4日 (火)

リアルな鉱夫がお出迎え、「通洞抗」は大人も驚く異空間ぶり/足尾銅山観光その3

足尾銅山で最大の見どころと言えるのが坑道跡「通洞抗」。

10_0503_asio14_tudo01_2

「通洞抗」はトロッコ列車に乗って入ることになります。

10_0504_tudo01_toroko01

10_0504_tudo02_toroko02_2

旧ステーションから「通洞抗」までは歩いて5分もかからない距離なのですが、雰囲気を出すためにトロッコ列車を利用しているようです。激しい縦揺れと横揺れを受けながら「通洞抗」内部に突入。

10_0504_tudo03_toroko03

「通洞抗」の中には降車場があり、そこで列車から降りることになります。客を降ろした列車はさっさと退散。ここからは徒歩での坑道見学となります。案内人がいるわけではないので、看板の矢印に沿って進むことに。

10_0504_tudo04_toroko04

|゚Д゚)) とても暗くてとても寒いじゃないですか

デジカメの画像だと結構明るく見えますが、実際には真っ暗。ライトが当たっている部分以外は闇でよく見えません。あと、当日の外気温は20度近くあったのですが、坑内は10度程度。肌寒いというよりもかなり寒いです。

10_0504_tudo05_tudo01

足尾銅山内部に掘られた坑道の長さは総延長1234km。東京~博多の距離に匹敵するそうです。坑道は上下に伸びながら何階層もつながっているそうで、その様相はまるで迷路。

|ω・`) 迷い込んだら終わりですな

というわけで、坑道の奥深くに行く道は立ち入り禁止。一般に公開されているのは、「通洞抗」のうちの700mのエリアになります。それでも国内最大の坑内観光とのこと。

10_0504_tudo06_edo01

「通洞抗」の内部では、「江戸時代」、「明治・大正時代」、「昭和時代」と時代ごとの採掘の様子を人形を使って再現しています。で、この人形が、

10_0504_tudo07_edo02

((((( ;゚Д゚))))) 超リアルなんです

表情もそうなんですが、とにかく作業をしている姿勢がリアル。薄暗い中で見ると迫力満点です。

10_0504_tudo08_edo03

((((( ;゚Д゚))))) しかも辛そうなんです

苦悶の表情とまではいかないんですが、切なそうな表情をしているんですよね。鉱山での仕事は、単調な作業で精神的にきつく、力仕事であるため体力的にもきつい。落盤など命の危険がつきまとうほか、例外なく健康被害に見舞われる(鉱夫の平均寿命は短い)。でもそういったところにしか働き口がない事情持ち…。そんな悲しさを漂わせています。

((((( ;゚Д゚))))) 悲哀とはこのことか

人形のそばには解説ボタンが付いているのですが、ボタンを押すと、「日ごろの作業の辛さを紛らわすために、酒や博打に稼いだ金をすべてつぎ込むという鉱夫も多く~」などさらに追い打ちの音声解説が流れます。

|ω・`) このボタンはトラップなのか? そうなのか?

子どもがボタンを押そうとしたのを見て、「そのボタンを押すと爆発しちゃうぞ~」とか言っていた父親がいましたが、ある意味正解だと思いました。

10_0504_tudo09_edo04_3

この場面の解説ボタンを押すと、ノルマをチェックする幕府の役人のセリフが聞けます。ついでに、鉱夫も動きます。何が起こるかはボタンを押してのお楽しみっていうところですね。

10_0504_tudo10_edo05

「通洞抗」の内部は暗く(画像だと明るいですが…)、そこらじゅうから天然の水滴が落ちてきます。しかもやたらとリアルな人形がところどころに設置。老夫婦の奥さんが旦那に対してマジギレし、罵声を浴びせていた姿が印象的でした。きっと怖くてたまらなかったんでしょう。

10_0504_tudo11_edo06

石の運搬も

10_0504_tudo12_edo07

水の排出もすべて人力。

10_0504_tudo13_edo08_2

「江戸時代」のエリアは、手掘りらしく荒々しい雰囲気。また、鉱夫がいかに重労働であるかがよくあらわされていました。次は「明治・大正時代」です。

10_0504_tudo14_meiji01

やっと削岩機が登場。が、防塵マスクなどはなく相変わらず命を削っていることがうかがえます。

10_0504_tudo15_meiji02_2

実際に使用された坑道を利用しての展示なので、他の坑道とつながっている箇所もあります。

10_0504_tudo15_taisyo01

ここから先は「昭和時代」になります。

10_0504_tudo16_syowa01

発破作業ですね。これにより作業がさらに効率化。が、不発火薬など作業の危険度が高まったことも想像できます。

10_0504_tudo17_syowa02_2

10_0504_tudo18_syowa03

10_0504_tudo19_syowa04

人形一体一体の表情や姿勢の作り込みが本当に凄い。この展示にかける意気込みというものが伝わってきます。

10_0504_tudo20_syowa05

10_0504_tudo21_syowa06

10_0504_tudo22_syowa07_2

10_0504_tudo23_syowa08

10_0504_tudo24_syowa09

「通洞抗」の終盤には、足尾銅山の歴史と構造を映像で解説する「源さんの体験シアター」や、発掘された鉱石や製造した銅インゴットなどを展示する資料館が設けられています。

|゚Д゚)) かなりボリュームがあるんです

入坑料800円+遠方から訪れる価値は十分にあると感じました。ただ、個人的にはあえて伏せている部分がかなりあるような印象を受けました。

|ω・`) 観光施設としては伏せざるをえないんでしょうが

まずは、鉱毒の問題(これはちょっとは説明していましたが…)。鉱毒による死者・死産が1000人以上という大規模な公害であり、その実態がどうであったかなども説明する必要があるんじゃないかなと感じました。

次は、鉱山における死者や労働の問題。鉱山では事故が付き物ですが、これまでの犠牲者数が伏せられている印象(見落としただけかな…)。足尾暴動事件についても特に説明がなかったような(これも見落としただけか…)。戦時中における強制労働の実態など負の側面とも真っ向から向き合うと、観光施設としてだけでなく教育施設としての役割も果たせる、足尾銅山を後世に残す社会的意義がより高まるんじゃないかなと。

|ω・`) 難しいとは思うんですけどね

できればやってほしい部分であります。思うところは色々あるのですが、観光地として足尾銅山観光は結構レベルが高いですね。おススメです。「通洞抗」は特におススメです。

とりあえず終わり。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 3日 (月)

オモテの展示は結構アッサリ?/足尾銅山観光その2

足尾銅山観光の入口で「足尾銅山観光30周年」の看板を発見。

10_0503_asio01_douzan01

足尾銅山の歴史をかいつまんで記すと、

1610年 採掘が本格的に開始
江戸期 採掘された銅で寛永通宝を鋳銭。銅山周辺が栄える
1877年 古河市兵衛が銅山の経営者となる
1884年 銅の生産量が日本一に
1885年 鉱毒の被害が報道され始める
1973年 銅山閉山
1980年 足尾銅山観光スタート

2010年は、銅山の歴史が本格的に始まってから400年、観光地としてオープンしてから30年というきりのいい年のようです。閉山が37年前。ごく最近という感じがしますね。

|゚Д゚)) それでは中に入りましょうか

ゲートから歩いて2分ほどで受付に到達します。入坑料(入場料)は大人・高校生800円、小・中学生500円です。

10_0503_asio02_douzan02

本来は受付の脇にあるステーション入口(シャッターが下りている所)からトロッコ列車に乗ることができるのですが、「混雑が予想されるため、トロッコ列車は旧ステーションからの出発となります」とのこと。受付からのトロッコ列車は運行中止になっていました。

10_0503_asio03_douzan03↑受付の裏側

受付から旧ステーションまで歩いていくことに。徒歩で3分程度なのでとても近いです。

10_0503_asio04_douzan04↑旧ステーション

10_0503_asio05_douzan05↑逆側から旧ステーションを眺めたところ

旧ステーションから見学コースが分岐します。旧ステーションからトロッコに乗ると坑道跡「通洞抗」の見学に、トロッコに乗らずに徒歩で進むと展示物のある広場と資料館「鋳銭座」の見学になります。

10_0503_asio14_hiroba01

線路の左側が展示物のある広場、線路の右側が資料館「鋳銭座」になります。線路で分断される形になっていますね。旧ステーションにトロッコ列車が来ていなかったので広場と資料館を先に見学することにしました。まずは、広場にある「さく岩機体験コーナー」

10_0503_asio06_sakugan01

10_0503_asio07_sakugan02

ボタンを押すと爆音とともに削岩機が振動します。

ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ

白蝋病になること間違いなしの激しい揺れと、難聴間違いなしの爆音。ボタンを押した人のほとんどが驚いていました。自分は、

|∀・) オホオホ、機関銃みたいじゃないですか

と満喫。「さく岩機体験コーナー」の対面では、江戸期の選鉱と精錬作業の様子を人形で再現しています。

10_0503_asio08_edo01

砕女(かなめ)と呼ばれる女性鉱員。

10_0503_asio09_edo02

精錬作業。30日間にわたって鉱石を焼き続けたとか。熱気が凄いため半裸での作業。鉱石を運搬する方もかなりの重労働だったようです。

10_0503_asio10_edo03

|゚Д゚)) 人形がものすごくリアルですな

表情と身体の肉付き(熱所で作業すると脂肪分が失われる)、力み具合がとってもリアル。トロッコ列車の線路を横切ると資料館「鋳銭座」につきます。

10_0503_asio11_kane01

この中では江戸期の通貨「寛永通宝」がどのようにして造られていたのか、鋳銭所がどのようなシステムだったのかなどについて解説。模型や実物を使用しての解説になるのですが、非常に理解しやすい内容となっています。子どもから大人まで楽しめますね。

10_0503_asio12_kane02

10_0503_asio13_kane03

建物の横には、直径2メートルほどの巨大「寛永通宝」。足尾銅山で造られた「寛永通宝」の裏には「足」の文字が入れられているそうです。

|ω・`) あれ? もしかして終わり?

あとはトロッコに乗って「通洞抗」に入るのみ。展示広場と「鋳銭座」を見た限りだと、「観光施設としては結構あっさりしてるなぁ…」という印象。ですが、残った「通洞抗」の中がトンデモナイことになっていました。

10_0503_asio14_tudo01

( ゚Д゚) ウヒョー

某ネズミーランドも顔負けのめくるめく世界といいますか、あなたの知らない世界(by新倉イワオ)といいますか、異世界に迷い込んだ感じでしたね。「通洞抗」の内部に関しては、次回で紹介。

つづく

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 2日 (日)

東北道か関越道か…足尾銅山へ・草木ダム/足尾銅山観光その1

クルマで足尾銅山に行ってきました。足尾銅山というと鉱毒事件で知られていますね。授業で習った人も多いんじゃないでしょうか。

|゚Д゚)) で、その跡地が観光施設になっているらしい

足尾銅山に行くには私の地域からは関越道、東北道、一般道を利用するルートがあるのですが、関越道を使うと西に数十km、東北道を使うと東に数十km逸れることになるので効率が悪い。どちらを選んでも、行きすぎて戻る感じになってしまうんですね。

|ω・`) なんちゅう微妙な位置にあるんでしょ

結局、一般道のみのルートを選択。17号を北上して赤城に達したところで東進し122号線に乗ることにしました。距離は片道94km。走行予定時間は2時間30分。ちなみに榛名山(湖)までは74km。それ以上の距離です。

|ω・`) こりゃ久々のロングドライブですな

CD数枚と飲み物を搭載し8時に出発。10時に122号沿いにある草木ダム(群馬県)に到着したので休憩しました。

10_0502_kusaki_01_2 草木ダム展望台 10_0502_kusaki_02

草木ダムは渡良瀬川に設けられたダムで1976年に完成。渡良瀬川の氾濫に対する備え、発電、足尾銅山の鉱毒の流出防止などを目的に建造されました。ダム建設に当たっては、水没地の住民による反対が凄かったようです。

10_0502_kusaki_03

この草木ダムから足尾銅山(日光)までは122号を北上することになるのですが、道路が整っているほか、傍に渡良瀬川が見えるため非常に景色がいい。バイクでツーリングを楽しむ人が多く、草木ダム展望台はライダーのたまり場となっています。この日もライダーだらけでした。

10_0502_kusaki_04_2

草木ダムを出て北上すると、数分で道の駅「草木ドライブイン」に到着。こちらは食事処や土産物屋があるほか、駐車場のスペースも広いため休憩する場合は、草木ダムよりもお勧め。

10_0502_kusaki_05_michi01

10_0502_kusaki_06_michi02_2

ドライブインになぜか超巨大な布袋像。遠近法ではなく実際に自販機並みの大きさです。

10_0502_kusaki_07_michi03

ドライブインからも草木湖がよく見えます。草木湖は総貯水量が6千万トン。関東でも屈指の人造湖だそうです。

10_0502_kusaki_08_michi04

10_0502_kusaki_09_michi05

草木湖を出て渡良瀬川沿いに北上。草木ダムから20分ぐらい走ると足尾銅山観光(足尾銅山)に到着します。

10_0502_kusaki_10_asio01

足尾銅山周辺はもっと寂れているのかと思ったのですが、幹線道路である122号が傍を走っている(日光に行くクルマやツーリング目的のライダーなどが頻繁に通る)ため山間部にしては結構栄えていて驚きました。榛名湖よりも観光客が多いことにびっくり。

|゚Д゚)) 廃坑&廃村のコンボをイメージしてたのに…

出だしから意外な感じ。足尾銅山の跡地はもっと意外な感じでした。

つづく

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »