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2010年4月19日 (月)

三谷幸喜さんの対談集「気まずい二人」、ここまで気まずいとは…

三谷幸喜さんと女性タレントの対談集「気まずい二人」を購入。「月刊カドカワ」で連載されていた「貴女と話したい」(1995~97年)をまとめたものになります。

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本に収録されているのは、

八木亜希子さん
十朱幸代さん
西田ひかるさん
日笠雅水さん
桃井かおりさん
鈴木蘭蘭さん
林家パー子さん
緒川たまきさん
平野レミさん
森口博子さん
加藤紀子さん
安達祐美さん
石田ゆり子さん

との対談。このほかに3人の女性と対談しているのですが、2人は事務所側のNGにより単行本未収録(月刊カドカワには掲載)、残る1人は対談相手が激怒し「月刊カドカワ」にも掲載されなかったとのこと。

|゚Д゚)) ………

普通、対談というと、あるテーマについてお互いが意見を述べるというものを想像するのですが、「貴女と話したい」の対談は、ちょっと趣が異なります。「貴女と話したい」は、三谷幸喜さんの極度の人見知り&あがり症の改善を目的にした企画。相手のことを聞きだすとかそういうことが目的ではないんですね。

例えて言うならば、名前や顔をかろうじて知っているという程度の相手とエレベーターや電車で乗り合わせちゃった(しかも目的地に到着するのは数時間先)、というような状態を無理やり作り出し、その試練を乗り越えることで三谷さんの話術向上を図ろうというのが「貴女と話したい」なわけです。

|゚Д゚)) なんじゃそりゃ

ホスト役である三谷さんが極度の人見知り&あがり症のため、会話が続かなかったり、突拍子もない話題が出たり、とても気まずい沈黙が流れたりするのですが、その様子というか空気感がよく描かれていて、読んでいて思わず、

( ゚∀゚)・∵. グハッ!!

と笑ってしまいます。会話に困った時の三谷さんの切り札は、「枝豆がもやしになり、豆腐になり、納豆になるっていうのは知っていましたか?」というものなんですが、当然女性タレントは、

エッ(゚Д゚ ≡ ゚д゚)エッ 一体何の話 !?

と困惑。対談のゲストとして招かれたと思ったら、実はリハビリ相手だった。しかも相手はわけのわからない話題を振ってくる…、

(  Д ) ゚ ゚ 何それ、怖い

三谷さんはリハビリという目的があるからいいのですが、女性ゲストにすれば「なぜ私はここにいるんだろう…」と頭にクエスチョンマークが浮かんでいること間違いなし。お互いに共通点を探ろうとするものの、全くかみ合わない会話。

でも、第三者からすればそんな対談の様子が抱腹絶倒。沈黙に耐えられずに無理やり話題を振ったりした経験のある人なら楽しめると思います。ニヤニヤしたり噴き出したりするので、一人の空間で読むことがお勧め。

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