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2009年12月の12件の記事

2009年12月30日 (水)

パチンコ・スロット中毒~多重債務で400万円の借金

ネットサーフィンをしていて見つけた「借金は身を滅ぼす」が面白かったので紹介。

「借金は身を滅ぼす」のストーリーを簡単に説明すると、スロット依存症になり破滅した国立大学生の話。実話だそうです。もともとはブログ上で掲載されていた話なんですが、書籍化もされているとのこと。

「借金は身を滅ぼす」←データが重いので表示に時間がかかるかも
http://www.geocities.jp/shun_n395/file/mi-shakkin.txt

しかし、

|ω・`) これが廃人というものか…

生活費や借金の返済のために借りたはずの金をスロットで浪費。それをカバーするために新たな金融機関から借金し、その金をまたスロットで浪費。

|゚Д゚)) お前…

親に嘘をついて送ってもらった金でスロット。返すはずの金を返さずにスロット。そして就職して得た給料とボーナスもスロット。返済よりもスロット優先。「借金は身を滅ぼす」というよりも、「スロットは身を滅ぼす」という感じ。

( ゚Д゚) 典型的な依存症じゃないですか

専門家に言わせるとパチンコ・スロット依存症は、病気の一種。精神的な病気というわけですが、この「借金は身を滅ぼす」を読むとよくわかります。それにしても、よく犯罪に走らなかったというか…。

ネタバレになるので後半の経緯は言えませんが、救いのない話です。が、多くの人に読んで欲しいと思いました。

個人的にはパチンコ系のTVCMは完全撤廃して欲しい。というか、パチンコ・スロット自体を違法化して欲しいんですけどね。

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2009年12月27日 (日)

鈴木光司さんの「神々のプロムナード」を読了/ネタバレ含む

鈴木光司さんの小説「神々のプロムナード」を読みました。鈴木光司さんは、「リング」、「らせん」、「仄暗い水の底から」などホラー小説で有名ですね。

|゚Д゚)) リングは衝撃的でした

さて、「神々のプロムナード」ですが、失踪した友人を探すという探偵もの。調査を進めるうちに、失踪の裏には新興宗教の存在があるらしいということになり、

|∀・) これは期待できそうな予感

と読み進めていったんですが、中盤あたりからストーリーが継ぎはぎになり、終盤に至っては投げっぱなしジャーマンといった放り投げ状態に。

|ω・`) あれ? 伏線とかどうすんの

序盤に張った伏線に対するフォローが全くないといいますか、

|ω・`) なんだろう、このやっつけ感は…

その場その場を書いたという感じで、ストーリーや場面描写、人物描写などがペラペラ。薄いんですね。小説の場合、伝えたいテーマやトリックがあってそこに肉付けして行く感じになると思うのですが、そういうものがなくて書き進めてしまった感じ。

|゚Д゚)) いったい何があった?

と読み終えたのですが、著者によるあとがきでその原因がわかりました。

鈴木光司さんが本作品の構想を練り終えて、いざ連載を始める段になって、オウム事件が発生。「最初の構想のままでは、オウム事件を真似たと誹られてしまう」と考えて、鈴木光司さんは最初に練ったストーリーを破棄。

|∀・) ストーリー破棄したけど、雑誌連載の開始時期は変えられん

ということで、書きながら軌道修正していった(というか新ストーリーを作っていった)そうです。結局、鈴木光司さん自身、ストーリーの落ち着く先も見えないまま執筆。雑誌連載のため時間に追われる結果となり、ほとんど内容が練れなかったようですね。

|ω・`) つうか、ひどい出来だなや

作中に出てきたアイスコーヒーが数ページ後にはホットコーヒーになっていたり、整合性もないあたりが、混乱の度合いを伺わせます。

ここで、頭に思い浮かんだのが、最近お気に入りのCM(ぱなしのはなし)のフレーズ。

|゚з゚) 出しっぱなし♪
|゚з゚) 差しっぱなし♪
|゚з゚) 開けっぱなし♪
|゚з゚) 流しっぱなし~♪

|゚з゚) 掛けっぱなし♪
|゚з゚) 点けっぱなし♪
|゚з゚) 小さなようで~大きな話~♪

|゚з゚) っぱなし~ばかしじゃ地球も悲し~♪
( ´∀`)ノ っぱなしは無しって話です♪

コイツゥ( ´∀`);y=ー(゚д゚)・∵. ターン

もうね、歌を口ずさまずにはいられない出来でした。小説で投げっぱなし~。「神々のプロムナード」の評価は残念ながら☆1。

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2009年12月20日 (日)

年末ジャンボ宝くじ、当選確率は○○と同じ&売れ残りのほうが当選しちゃうことはあるの?

億万長者が云百人というCMにつられて年末ジャンボ宝くじを購入しました。

(゚∀゚) CMのイメージからすると結構当たりやすいのかしら

と当選確率を見たところ、

1等 2億円 1000万分の1
2等 1億円 500万分の1
3等 5000万円 100万分の1
5等 1万円 1000分の1
6等 1000円 100分の1

('A`) 6等ですら当たる気がせん…

ちなみに、1000万分の1という確率は、「人が落雷に撃たれる」のと同じ確率だそうです。

|ω・`) こりゃ一生無理だな

話変わって、普段宝くじを買わない自分としては、「売れ残った宝くじが当選することってあるんだろうか?」という疑問が発生。ネットで検索してみました。

結果、売れ残った宝くじも抽選対象となるそうです。個人的には売れ残った宝くじは抽選対象から外してほしいのですが、そういうことはしないそうです…。

エキサイトニュース
http://www.excite.co.jp/News/bit/00091197207217.html

|゚Д゚)) 答えているような答えていないような…

なんだか質問をうまくかわしたような回答ですね。なお、売れ残った宝くじが当選していた場合、その当選金は発行元である地方自治体のものとなり、公益事業などに回されるそうです。

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2009年12月15日 (火)

FF13を発売日前に販売…フラゲ画像が流出

12月17日に発売される『ファイナルファンタジー13』を15日に販売した店があるそうで、一部で話題になっているようです。

|゚Д゚)) しかし、価格が定価以上か

2日ぐらい待てばいいのにと思うんですがね。といいつつ、

|ω・`) ネタバレ画像はないかしらん

と検索する自分。

買う気もやる気もないんですが、ストーリと山場だけは知りたい…。TV番組でスタートからエンディングまで全編に渡って流してくれないですかね。どうせムービー主体のゲームなんだし。

■━⊂( ・∀・) 彡 ガッ☆`Д´)ノ

検索しているときに出てきた画像で面白いものがあったのでアップ。

|゚Д゚)) こっちのほうが面白そうじゃないですか

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2009年12月14日 (月)

ヴェル・エールのジャケット写真のモデルは

MALICE MIZER(マリス・ミゼル)のメジャーシングル第1弾として発売された『ヴェル・エール』。曲だけじゃなくてジャケットにも魅かれて購入したんですが、

|゚Д゚)) ジャケットの人が女性だか男性だかわからんのです

というわけで、調査を開始。シングル盤には何も情報が載っていなかったので、初回限定版(CD+ビデオ)の歌詞カードを調べてみることにしました。

で、わかったのが、モデルの名前はJenniferさんで、所属がCinq Deux Unということ。

|ω・`) 521…フランス語かしらん

Cinq Deux Unは、ファッション関係のモデル事務所だそうです。

Cinq Deux Un(サンクドゥアン)
http://www.cdumodels.com/

Jenniferさんは現在は在籍していないようですが(ヴェル・エール発売が1997年なので)、モデル一覧をみると海外のモデルは、

|゚Д゚)) とっても洗練&個性的じゃないですか

日本人のモデルやタレントの場合、正直言って顔が似ているというかある種の流行があるんですが(同じ所で整形するから…)、Cinq Deux Unの所属モデルをみると、美しさは画一ではないんだなぁということを感じます。

ついでに、『ヴェル・エール』のPV。

ちなみに出演者はMALICE MIZERのメンバーで全員男(青いフリフリの人も男性)です。下の画像は『ヴェル・エール』のジャケット。

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2009年12月11日 (金)

これがゆとりの思考回路&日本語能力か…と腹筋が崩壊

略語とか造語とか、

|゚Д゚)) 最近の若いのは電波系なのかしら

と思うことが多いんですが、今日見たサイトはそんな次元を超えていました。

今日マック食べたんだけどさ
http://www.kajisoku.net/1/archives/eid242.html

∑(゚Д゚) 何が言いたいのかさっぱりわからん…

で、他にもそう感じた人がいるらしく、いろいろと書きこんでいるんですが、そのやり取りが

。・゚・(ノ∀`)・゚・。 まったくもって笑えるんです

久々に腹筋が崩壊しそうになりました。しかし、ひどいですね。リアルにこういった人が増えていそうで、それはそれでかなり怖いかな。

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2009年12月 7日 (月)

「コールオブデューティ:モダンウォーフェア2」の日本語版がやらかしたとの…

「Call of duty : Modern Warfare 2」(コールオブデューティ:モダンウォーフェア2)の日本版が今週発売されますが、規制の内容などが明らかになりました。

((´ω` *)(* ´ω`)) 規制は? 規制は?

空港のテロに関しては、ドイツ版と同じで民間人を撃つとゲームオーバー。クリア後の博物館に関しては捕虜の攻撃不可。特に問題にするようなレベルではないですね。

問題は、「完全日本語吹き替え」という点でしょうか。ストーリーに関係ない兵士の言葉なども日本語になっていて、かなり手間をかけているようですが、動画を見る限りだと

( ゚ω゚ ) 棒読みすぎじゃね

思わずアヒル口をしそうになりました。北米版だと、言語が違うのに必死さがひしひしと伝わってくる。それにひきかえ日本語吹き替え版は、

('A`) 必死さが全く伝わってこねぇ…

緊迫感ゼロ。戦争というよりも週末のサバイバルゲームにでも興じてるのかしらん的な雰囲気。手榴弾が転がってきたというよりも、じゃがいもが転がってきたといったテンション。

モウダメポ..._φ(゚∀゚ )アヒャ

日本語吹き替え版に絶望した人が多いのか、最近になって北米版・アジア版の価格がまた高騰しています。日本語吹き替え版の動画公開前は、北米版・アジア版は5000円ぐらいまで価格が下がっていたのに、いまじゃ7000円ですか…。

コールオブデューティは、これまで英語+日本語字幕でやってきているので、そのままで十分だと思うんですがね。スクウェアエニックスに販売権が移った途端に日本語吹き替え。「俺たちには資本力があるんだぜゲハハハ」という感じでいらんことをしたようにしか思えない。

(ヽ´ω`) ハァ…

どうせだったら、戦争映画で吹き替えをやった人をかき集めてやったほうが迫力がある&面白いと思うんですけどね。自分だったら、『プラトーン』で吹き替えをした人を集めて、バーンズ軍曹の吹き替えの人はこの役でエリアス軍曹の吹き替えの人はこの役でとかニヤニヤ(金かかりそうですが…)。

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梟雄の意味(辞典)が納得いかんので、成り立ちから考察してみた…

歴史小説を読んでいると「梟雄」という言葉が出てきます。戦国武将でいえば斎藤道三や松永久秀などが梟雄と呼ばれることが多いですね。個人的には、

|ω・`) 弑逆や謀殺、裏切りなどを繰り返した人物を表す言葉かしら

と考えていたんですが、ネット上の辞書によれば「残忍で強く荒々しいこと。また、その人。悪者などの首領にいう」ということ。

|゚Д゚)) なんだか納得いかないんです

それだったら織田信長あたりが梟雄と呼ばれるにふさわしいと思うのですが、そう呼ばれないですし…。

|゚Д゚)) 梟雄の意味ではなく言葉の成り立ちを探ろうかしら

と考えて、梟雄の言葉の成り立ちを調べることに。が、関係ないサイトが多すぎて時間がかかりそうな気配。

梟首とか、とりあえず梟(フクロウ)は縁起が悪い象徴なのかしらん? という疑問が生じたので、梟の漢字が意味するのは何かという方面から攻めることにしました。

|ω・`) で、

漢字発祥の地である中国では、「フクロウは、生まれた雛が親を食べて育つ」と信じられており、不孝・不吉・凶事の象徴とされていたとのこと(いまでもされているのかな…)。

そして、その迷信から、中国ではフクロウを捕まえて殺しては木に磔にしてさらしものとした。この、木に鳥を磔にした様子から梟という漢字が生まれたということです。余談になりますが、梟首はさらし首を意味する言葉ですが、「罪深い鳥である(と考えられている)フクロウの死骸と同じようにさらされるだけの罪深いことをした」という意味合いを込めた文字なんですね。

本題に戻りますが、中国式に考えれば、

梟雄=親または主家を踏み台・犠牲にして育った者(弑逆の徒)

となるんじゃないかなぁと思いました。

梟雄の意味するところは、今後も調べていこうかなと思いますが、梟雄の性質というか梟雄になる要因をよくあらわしていると思う一節が「半蔵の門」(小池一夫・作 小島剛夕・画)にあったので引用します。

毛利元就が明智光秀の仕官を断った時の言葉(史実ではなく小池一夫さん創作の言葉だと思われる)で、

「明智光秀は欠点のない者である。即ち、いずれを測りても器量、度量、技量のどれ一つとしても欠けたるものはなし。まっこと恐るべき者よ。なれど余は欠けたる者が好きである。互いに欠けたるところを補い合いてこそ、臣下の情も友情も生まれてくる。欠けたるところなき者は、補い合わないがために常に孤高。それが、ひいては和を欠き大事に至ることもあろう」。

欠点がなく自分の能力ですべてがまかなえる者(またはそう考えている者)は、人に仕えても満足できず、他者を必要とすることもないため周囲に対する情がわかず酷薄。能力は認めても、使う立場としては非常に扱いづらく危険ということですね。

|゚Д゚)) 他人にやらせるよりも自分でやっちゃったほうが早い

という考えから全部自分でやって、「俺一人で十分じゃ!」とか始終カリカリしている人は梟雄の素質ありっていうところでしょうか。

|ω・`) 自分で言っててなんか心に刺さるもんんが…

織田信長は松永久秀が何度裏切っても許した(最後も許そうとした)そうですが、自負心と能力が高いがゆえに裏切った松永久秀に相通ずるものを感じまくったんでしょうね。

|ω・`) 話がずれた上にまとまらんかったな…

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2009年12月 4日 (金)

野生生物と対峙する美しさ/吉村昭「海馬(トド)」

吉村昭さんの短編集「海馬(トド)」を読みました。収録内容は、

闇にひらめく
研がれた角
蛍の舞い

銃を置く
凍った眼
海馬

天然ウナギ漁、闘牛、蛍の人工飼育、鴨猟、羆撃ち、養鯉、トド撃ちの話です。羆撃ち以外はフィクションということですが、いずれもその道の人に話を聞いたうえで執筆しているので、登場する生物の生態や猟のやり方などは事実に基づいたものとなっています。

自然や生物を中心にしつつそれに関わる人間の姿も描かれるわけですが、吉村昭さんらしい静かな文体と相まって、

(´ー`) とても心が落ち着くんです

で、本編とそれほど関係はないんですが、読了して、「そういや自分は、大型の野生生物に遭遇したことがないわな」とふと気がつきました。

|ω・`) 日光のサルがいいとこだなや

山や海など自然の真っただ中で羆などの巨大野生生物と遭遇した場合、恐怖感だけじゃなくてきっとものすごい美しさを感じるんじゃないかななんて考えが頭をよぎりました。羆相手にそんな感想を抱くとか平和ボケもいいところですがね。

|゚Д゚)) 今ならシートン動物記が楽しく読めるかもしれん…

自然や野生生物というか生命の輝きというものに触れてみたくなる短編集でした(全然まとまってないじゃないですか…)。

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2009年12月 3日 (木)

mixi同級生が開始

ミクシィの新サービスとして「mixi同級生」が始まりましたね。自分の出身校を選んで登録すると、同じ卒業年の登録者が表示されるというもので、思わぬクラスメイトを発見することもできます。

(´ー`) 面白いサービスじゃないですか

個人的には、クラスメイトを発見したところで実際に会いたいという気持ちはならないんですが(卒業後20年以上経っていると別人だろうし、皆すでにおっさんやおばさんの域…。思い出は思い出のままのほうがいい…)、

|д゚) どういった人生を辿ってきたのかを伺い知ることができて面白いんです

子供のころの性格そのままで育っている人、性格が曲がっちゃった人、乗りに乗っている人、踏み外しちゃった人。結婚していたり独身だったりと多種多様。

mixi同級生の利用者は、再会を目的とする人だけではないと思うので、テンプレートで、「学校卒業後における人生の折れ線グラフ」のような項目を設置してくれると、より面白くなるんじゃないかななんて思いました。

関係ないですが、自分のmixi同級生をみると、

|ω・`) AB型ばかりだな

少数派だったような気がするんですけどねAB型。

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2009年12月 1日 (火)

個人的な流行語大賞は「女の子は誰だってプリンセスなんだから!」 ドガッ!

2009年の流行語大賞が発表されましたね。「政権交代」って、流行語というよりも単なる事象じゃないかなと違和感を覚えました。

個人的には、最近のテレビドラマ『小公女セイラ』で出てきた、

(*‘ω‘ *) 女の子は誰だってプリンセスなんだから!

お黙りなさい! セイラ ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛ガッ∑(ノ`Д´)ノ グヘァ

が流行語大賞なんですけどね。

「女の子は誰だってプリンセス」つうことは、

(゚∀゚) 男の子は誰だってプリンスってことですか!

|∀・).。oO(プリンスといえば、プリンス・カメハメか)

|ω・`) プリンス・カメハメよりもジェシー・メイビアのほうがイケ面…

頭に閃いた結論、

(゚∀゚) 男の子は誰だってジェシー・メイビアなんだから!

(゚∀゚) 男の子は誰だってジェシー・メイビアなんだから!
↑重要なんで2回言ってみた

で、今年の個人的な流行語大賞は、「男の子は誰だってジェシー・メイビアなんだから!」に決定。

|゚Д゚)) 何か、何か間違えたような気がする…

最初といっていることが違ってるし。あとは今年の漢字ですが、自分が選ぶとしたら「薬」ですかね。

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今川義元は山の上に陣を構えていた など歴史の新説

「その時歴史が動いた」の単行本2、6、8、17巻を購入しました。NHKで放映されていた番組「その時歴史が動いた」を再構成して書籍化したものになります。

|゚Д゚)) プロジェクトXと同じですな

「その時歴史が動いた」は、日本または世界の流れを変えた歴史的な事象を紹介する番組ですが、それだけにとどまらず、のちの研究で判明したことや、新説の紹介なども行います。個人的にはそっちの方に興味があります。

というのも、他の番組等でも指摘されていますが、

|ω・`) 学校の歴史の授業で習ったものはほとんど間違い

であることが判明しているからです。有名なものは、足利尊氏や西郷隆盛の肖像画が全くの別人のものだったとか、捏造されていたものがそのまま定説となっていたとか、歴史の授業で習ったものは、あくまでも「その時点での研究では、こうと思われる」ということなんですね(学校の授業では、これが真実だ! という形で教えていますが…)。

で、「その時歴史は動いた」で取り上げられている新説で気になったのは、

■長篠の合戦で鉄砲の三段撃ちはなかった(2巻)
平地に柵を設けてその中から鉄砲を撃ちまくったという説が何に基づいて定説となったのかを説明。それを覆す証拠の発見、当時の天候と地勢調査などから三段撃ちはなかったと結論。

■本能寺の変で、信長&家臣の奮闘はなかった(2巻)
明智光秀の家臣である本城惣右衛門の手記を元に、撃ち入った際に本能寺には守備兵がおらず、明智軍が信長の従者などを一方的に切り捨てて進むのみで、戦闘と呼べるものではなかった。また、明智軍の兵士は本能寺の襲撃は家康を討ちとるもので、相手が信長だとは全く知らなかった。

■桶狭間の合戦で今川義元は山の上に陣取っていた(6巻)
狭隘な窪地に布陣していたとされる今川義元は、実は見晴らしの良い山に陣どっていたことを、信長の家臣である太田牛一の「信長公記」と、明治時代の測量図から推察。

これらの新説も、その説が完全に正しいと言えるわけではありません(後世の研究でさらに覆される可能性もあります)が、以前の説よりも説得力があり読んでいて面白いです。本能寺に関しては、寺というよりも防衛機能を備えた施設で地下には火薬庫があったなどの説もあるため、守備兵がいなかったというのは微妙だと思いますが、実際に討ち入った人物による手記なので非常に興味深い。

|ω・`) タイムスリップする機械が欲しいです

こういった新説以外にも、学校制度の誕生、日本地図の誕生など興味深いエピソードがピックアップされているので、目次を見て気になった人は一読してみてもいいんじゃないでしょうか。

ただ、元々は映像番組なので、再現映像や状況説明などがあるTV版の方がわかりやすいですね。書籍版は、歴史的な背景などの説明が巧くまとまっておらず、とっちらかった感じ。歴史に興味がある人が読むものと割り切って、中途半端な状況説明は削除。その分、もっと図版を多くして、番組のトーク部分をメインに据えた方が書籍として楽しめる作りになったと思います。

書籍版の評価は☆3。1600円は高い…。でも、学校の図書館や教室などには置いておきたい本ですね。

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