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2009年10月12日 (月)

スティーヴン・キング「第四解剖室」

スティーヴン・キングさんの短編集「第四解剖室」を購入。スティーブン・キングさんといえば、長編と短編の双方を執筆する作家ですが、個人的には短編の方が秀逸な作品が多いかなと思います。

|゚Д゚)) で

「第四解剖室」は

第四解剖室
黒いスーツの男
愛するものはぜんぶさらいとられる
ジャック・ハミルトンの死
死の部屋にて
エルーリアの修道女(暗黒の塔)外伝

の6作品が収録されています。この中で

( ゚Д゚ノノ☆パチパチパチパチ

というものが、「第四解剖室」、「黒いスーツの男」、「死の部屋にて」、「エルーリアの修道女(暗黒の塔)外伝」。読んでいて時間を忘れるほど没頭しました。他のことよりも本を読むことを優先したのは久し振り。

「第四解剖室」と「死の部屋にて」は密室で繰り広げられるサスペンスもの、「黒いスーツの男」は子供だけが遭遇する異形のものをテーマにしたホラー、「エルーリアの修道女」はファンタジーものですね。バラエティに富んでいます。

|ω・`)

となったのが、「ジャック・ハミルトンの死」。これは元ネタを知っているか知らないかで評価が分かれる作品だと思いますが、元ネタを全然知らない自分にはちょっとピンとこなかったですね。

収録作品6編中、かなり面白いと感じた作品が4編。これは、スティーヴン・キングさんの短編集の中でも結構当たりの部類にはいるんじゃないでしょうか。「暗黒の塔」シリーズの外伝も、かなりいい味を出しています。

評価は☆5。

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