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2009年10月の13件の記事

2009年10月30日 (金)

スティーヴン・キング「ダーク・タワー」を読み始めたんですが

短編集「第四解剖室」に収録されていた外伝が面白かったので、本編である「ダーク・タワー」を購入しました。

「ダーク・タワー」は7部構成で、冊数は全16冊にもなります。全巻を一挙に揃えるのは厳しいので、とりあえずブックオフに置いてあった「ガンスリンガー」、「運命の三人」(上・下)、「荒地」(上・下)、「魔道士と水晶球」(下)をGET。

((´ω` *)(* ´ω`)) 6冊入手ですよ

あと10冊か…。で、1巻目となる「ガンスリンガー」を読み始めたんですが、

(;゚Д゚) 話が全然見えないじゃないですか…

読んでいて、さっぱり理解できないんですね。主人公が最後のガンスリンガー(拳銃使い)ということと、ある人物を追っているということは把握できるんですが、それ以外が全くわからず。訳がイケていないのか、

|ω・`) 壮大な物語の序曲だから伏せまくりなんかな~

と1巻目はさしたる手ごたえもなく終了。1巻目しか買っていなかったら、そこで終わりにしていたかもという内容でした。んで、2巻目にあたる「運命の三人」を読み始めたんですが、これが、

∑(゚Д゚;≡;゚д゚) うわっ! すげぇ~

と驚きの展開。スティーヴン・キングさんの想像力に脱帽といいますか、予想だにしなかった事態が起きます。ネタばれになるので言えませんが、漫画の「スティール・ボール・ラン」を読んだ時に感じる、

(;゚Д゚)ナ、ナンダッテー!!(゚Д゚;(゚Д゚;)

感をさらに強めた衝撃。発想がぶっ飛んでいますね。狭義のファンタジー小説ではなくて、広義のファンタジー。小説だからこそ成り立つと言いますか、こんな発想を口にしようもんなら、頭がおかしいと思われて病院送りされそうな感じ。常人では考えつかないですね。「ダーク・タワー」は、2巻目からが俄然として面白くなります。

|ω・`) ディド・ア・チック?
|ω・`) ダム・ア・チャム?
|ω・`) ダッド・ア・チャム?

|゚Д゚)) ひぃやぁぁぁ~、恐ろしいぃぃ

2巻目にあたる「運命の三人」。これ単体でも読む価値あり。発想、想像力、緊迫感、どれをとっても超一流の内容となっています。日本でいうところのお子様向けファンタジー小説ではなく、かなり大人向け。

3巻目は現在読んでいる途中ですが、

( ゚Д゚)y─┛先の展開がさっぱり読めん

スティーヴン・キングさんの天才的な発想について行くのが精一杯といったところで、読むのにかなりの集中力と体力が必要となりますが、読まずにはいられない作品。

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2009年10月27日 (火)

黒いロールケーキ「京黒ロール」を購入

駅の近くで行列を発見。何かしらん? と近寄ったところ、「京黒ロール」なるものが売っていたので購入しました。

|゚Д゚)) TVや雑誌で取り上げられたそうです

「京黒ロール」は、京都の菓子職人が作ったお菓子で、生地に竹炭が混ぜられているとのこと。

|ω・`) 本当に真っ黒ですな

その真っ黒い生地の口当たりが非常にマイルド。なんでしょうかね、口の中で甘さがゆっくりと広がるというか、炭の風味が甘さの浸透を穏やかなものにしているというか、

|゚Д゚)) なんだかマッタリするんです

純白のクリーム部分に関しては、ギッシリと詰まった感じ。塊感が凄いです。甘さは控え目なんですが、思いっきりクリーム。で、生地とクリーム別々でも美味しいんですが、同時に食べると、

ヾ(o゚ω゚o)ノ゙ うひょ~

マイルドな食感と控えめな甘さが口の中に広がり、ちょっと不思議な感じ。でも、なんだか美味しい。気がつけば完食。あっという間に食べ終えてしまいました。

価格は1260円ですが、お土産としてかなりいいんじゃないでしょうか。幅広い年代の人に喜ばれそうな気がしました。

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2009年10月25日 (日)

『FORZA MOTOR SPORT 3』を購入、こりゃ実写じゃないですか…

Xbox 360専用のドライビングシミュレーター『FORZA MOTOR SPORT 3』(フォルツァ・モータースポーツ3)を購入しました。ドライビングシミュレーターといえば、『グランツーリスモ』がありますが、個人的にはダメージあり、タイヤの接地感がわかる、挙動がリアルという点から『フォルツァ』の方が好みです。

(*゚∀゚)=3 早速プレイしようかしらん

フォルツァ3は2に比べてポリゴン数が大幅に向上(車1台につき約10倍のポリゴンを使用)ということですが、

((((( ;゚Д゚))))) 背景の書き込みもスゲー

自動車だけじゃなくてコースも実写レベルと言って差し支えないほど美麗になっています。リプレイ画面ではなく、プレイ画面ですでに実写かと思うほどの精密さ。そして映像がかなり滑らかに動きます。特に3で追加された架空の峠コース「富士見街道」が美しく、山間部のドライブが好きな自分としては大喜び。

|゚Д゚)) TAKATA童夢NSXで山を走れるとか悶絶

2に比べるとグラフィックは別次元となっていますね。『グランツーリスモ5 プロローグ』以上で、凄いとしか言いようがないです。DVDを使用しているXbox 360で、ここまでできるとは思いませんでした。

プレイに関しては、2に比べて

・マシンの限界が高くなった(挙動が前作よりも安定)
・マシンの耐久力が上がった(衝突時のダメージ減少)
・巻き戻し機能が付いた(回数無制限でやり直し放題)

という感じでやりやすくなっています。アシスト機能も充実しているためレースゲーム初心者でも遊びやすいですね。ただ、3ではライバル車の行動がえげつなくなっているので、難易度ミディアム以上だとかなりやり応えが出てきます。

|ω・`) 走行ライン潰しがかなりイヤラシイじゃないですか

お約束のペイント機能については、用意されている図形や記号などは2と同じで特に増えていません。絵を描くのには不向きなんですが、変態的なテクニックを持つ人たちは、

Xbox360『Forza3』痛車画像集
http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52053079.html

のようなことができちゃいます。自分はそんなテクはないので、用意されている記号を組み合わせてフォード・フォーカスを秋仕様にペイント。月、稲、兎という単純なものでも、自分で決めたデザインは愛着がわくのでいいですね。

なお、他人が作ったデザインを手に入れる場合、2ではデザインが施された車ごと購入しなくてはなりませんでしたが、3ではデザインのみ、もしくはバイナルとして購入することができます。価格も1万(お金はゲーム内で稼げる物を使用)の上限付きなので、かなりお手軽。独自のバイナルを製作して出品するもよし、一般の人が作った超絶バイナルを購入するもよし。遊び方はいろいろです。

|゚Д゚)) もちろんレースゲームとしても最高

評価は☆5。☆5でも足りないぐらい。多くの車好きに触れてもらいたい作品ですね。

※サイトに掲載している画像は解像度をかなり落としたもの。ゲーム内の画像はもっときれいです。

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2009年10月24日 (土)

「ペプシあずき」がスコーンのバーベQ味の匂い、味は…

あずき味の炭酸飲料「ペプシあずき」を購入。「ペプシしそ」がシソ成分が入っていないにもかかわらずシソの味がしたので、今回のあずきにも期待がかかりますね。

|゚Д゚)) 色はあずき色ですな

あずき成分が入っていないにもかかわらずこの色。着色料(赤40と青1)って凄いわなんて感心しながら開封。どんな匂いがするのか嗅いでみたわけですが

|ω・`) スコーンのバーベQ味の匂いがする…

ネットではあずきの匂いがするとか言われているのに、自分の頭は、「こりゃ、スコーンのバーベQ味の匂いだんべや」と判断。賛同は得られないでしょうけど、ここは自分の嗅覚を信じてバーベQ味の匂いがしたと結論。

|゚Д゚)) 味はどうでしょうか?

舌の上で液体を転がしまくった結果、

(゚∀゚) ニッキ飴だ!

舌の上に残る後味とネットリ感が、ニッキ飴を舐めた後の感じにそっくり。ここは自分の味覚を信じて、あずき味というよりもニッキ飴の味がしたと結論。

で、まとめると、「スコーンのバーベQ味の匂いがして、ニッキ飴の味がする飲み物」。

(゚Д゚;≡;゚д゚) えっ、なにそれ?

自分でまとめておいて、「そりゃないだろ」と思うわけですが、実際に飲んだところそんな印象でした。

評価は☆3。パンを食べながら飲むといいかも。

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2009年10月22日 (木)

東京モーターショー2009がついに開幕です

第41回東京モーターショー(東京モーターショー2009)が21日に開幕しました。今年のモーターショーは、国内の不景気&ユーザーの自動車離れを反映して、

一般公開期間の短縮(10月24日~11月4日)
海外メーカーの不参加

という寂しい内容。そのため一般メディアでは軽くしか報道されていませんね。されていたとしてもエコカーの話題が中心。

( ゚Д゚)y─┛庶民は燃費しか見んとですよ

巷のニュースを見る限りだと、東京モーターショーに夢や憧れなんてものは存在しなくなったのかも知れません。そんな中で個人的に、

(´∀`∩)↑age↑(´∀`∩)↑age↑(´∀`∩)↑age↑

な気分になったのが、

ガソリンも水素も電気も使わない究極の超エコカー「人が乗れる巨大チョロQ」
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20091021_choroq_tms2009/

|゚Д゚)) 楽しそうじゃないですか

しかし、東京モーターショーといえば、庶民の手に届かない高級外車がないと華やかさが出ないですね。つうわけで07年の画像をアップ(09年はモーターショーには行かんかも)。

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2009年10月16日 (金)

スティーヴン・キング6年ぶりの短編集「夕暮れをすぎて」

スティーヴン・キングさんの短編集「夕暮れをすぎて」を購入。原書(13篇の短中篇が収録されたもの)を2分冊化したもので、その前半の7篇を収録したものが「夕暮れをすぎて」となるそうです。

|゚Д゚)) いつものパターンですな

スティーヴン・キングさんの短編集は、あちらの国では1冊だったものがこちらに来ると2分冊化されることが多々あります。訳に時間がかかるためなんでしょうかね。あとは分冊化すると価格的にもウハウハということでしょうか。なお、後半にあたる2分冊目は2010年春に出版されるということです。

さて、「夕暮れをすぎて」には、

ウィラ
ジンジャー・ブレッド・ガール
ハーヴィーの夢
パーキングエリア
エアロバイク
彼らが残したもの

が収録されています。このうちスピード感があり疾駆するという言葉がぴったりな「ジンジャー・ブレッド・ガール」、目の前でその事態が繰り広げられるような臨場感のある「エアロバイク」が個人的には気に入りました。

(*゚∀゚)=3 エアロバイク最高~

この2篇だけで価格分以上の満足感を得られますね。

評価は☆4。現実的な話と異次元的な話がバランスよく入っている点もいいです。

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2009年10月15日 (木)

ブログペット「ブログ妖精 ココロ」を設置したわけですが…

ブログペット「ブログ妖精 ココロ」を設置しました。超常現象大好きな自分としては、妖精といわれると、

(゚∀゚) ファティマ第3の予言のルシアが見たアレですか?

というリアル系な妖精を思い浮かべるんですが、「ブログ妖精 ココロ」は、

|゚Д゚)) はぁ、ロリコン仕様ですな。そうですな

という感じ。妖精といえば、小柄で羽が生えていて、フィギアスケートをしそうな感じで、ディアとかマリンカリンとか唱えつつジャックフロストあたりと合体させられちゃうのが王道といったところですが、そういった妖精ともエライ違い。

|゚Д゚)) とりあえず置いてみようかしら

と設置。それにしても、なんだかコミュニケーションを深めるとか、いろいろ出来るようですね。

|ω・`) よくわからんですが

ブログに変化が出そうなのでしばらく様子見してみようかなと思います。

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2009年10月14日 (水)

ブルーレイ版『GOEMON』の監督コメンタリーが…

映画『GOEMON』のブルーレイディスク版を購入しました。『GOEMON』は映画館でも観ましたが、ブルーレイディスク版は、

( ´∀`)b 映像がとてもシャープじゃないですか

その分だけCGが明らかに人間と分離しているシーン(五右衛門があばら家の屋根から飛ぶシーンとか)があります。映像がきれいになった分だけ、CG部分がCGだとバレバレになってしまっているわけですね。

あとは、音声(特に人のセリフ)が小さく、その一方でBGMが大きいのが気になりました。映画館では気にならなかったのですが、家庭で鑑賞する場合、音声に合わせて音量を調整するとBGMが爆音になり、BGMに合わせて音量を調整すると音声が聴き取れない。

(´゚ω゚`)邦画にありがちな欠点ですな

『ヤッターマン』ではそういうことがなかったのですが、ここら辺は作り手の配慮というものでしょうかね。家庭版は、家庭で観る場合のことを考えた設定にして欲しかったです。

さて、『GOEMON』の本編に関しては、映画館で観た際に感想を書いているのでいうことはないです。『キャシャーン』に比べれば段違いに一般受けしやすくなったんじゃないでしょうか。ストーリーもわかりやすいです。

特典映像に関しては、価格がバカ高い「アルティメット~」に集約させたためか、通常版は江口洋介さんのインタビュー、紀里谷監督のコメンタリー、映画館およびTVの予告編となっています。ちょっと寂しいですね。

江口洋介さんのインタビューに関しては、一問一答式で結構あっさり目です。

|゚Д゚)) 監督のコメンタリーはどうでしょうか?

と期待しながら見たわけですが、「ここはCGですね」とか「このシーンは何カ月かかった」とか簡単なコメントのみで、あとはほとんど沈黙か唸り声。または、「才蔵が登場しましたね」とか見たまんまの説明。

(´゚ω゚`)えっ?

あとは、「当時にないものはできるだけなくすようにした」と言いつつ、「紀伊国屋文左衛門は江戸時代の人物でこの時代には存在しなかったんですが、メジャーな人物なんで登場させました」とか、「オルゴールはこの時代になかったんですけど、使っちゃいました」とか、「大坂城をこのデザインにした時に周囲の反応がいまいちで、既成概念を打ち破れない人が多いんだなと思った」とか

(´゚ω゚`)矛盾しまくりじゃね?

と「なんだかなぁ」感が漂いまくるコメンタリーでしたねぇ。ウ~ン。

ネェ、キイタ?( ´д)オクサン(д` )アラヤダワァ

映画本体は結構面白いんですが、なんだか監督の意図するところと観る側のギャップがかなりあったのかなぁなんて考えてしまいました。コメンタリーは観ない方がいいかも。

『ヤッターマン』が『GOEMON』の1000円高で特典盛りだくさん(特典DVD2枚/269分収録)で、コメンタリーも非常に面白かった分だけ、『GOEMON』の特典には凄くガッカリ感がありました。

江口洋介さんと大沢たかおさんの殺陣と演技、要潤さんの演技は非常に良いので、映画館で『GOEMON』を観ていない人にはおススメ。コメンタリーが監督単体じゃなくて、江口洋介さんとか大沢たかおさんとかを交えたものにしておけば面白いものに仕上がったんじゃないかなぁ。

評価は☆3。

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スティーヴン・キング「トム・ゴードンに恋した少女」

スティーヴン・キングさんの長編「トム・ゴードンに恋した少女」を購入。

|ω・`) トム・ゴードンって誰?

という感じですが、実在する野球選手(レッドソックス所属)だそうです。で、「トム・ゴードンに恋した少女」は、その野球選手のファンである9歳の少女<トリシア・マクファーランド>を主役にしたお話です。

|゚Д゚)) では読み始めましょうか

話としては、トリシアがピクニック中に家族とはぐれて森に迷い込んでしまうというもの。森の中で超常的な何かと遭遇するというようなファンタジーものではなく、都会の子供が森に迷い込んだ場合生きて帰ることができるかというサバイバルものです。

トリシアは、ほんの些細なきっかけから森に迷い込むわけですが、虫の襲来や滑落などが重なり、元の道に引き返すことが困難な状況に…。

|ω・`) ちょっと進めば元の道に合流できるかしらん?

という甘い考えが状況を悪化させ、さらなる森の奥地へと迷い込むことになります。実際に道に迷った経験のある人なら思い当たると思いますが、「たぶんこっちやろ」と選んだ方向が全然見当違いで、後悔するも時すでに遅しというパターンですね。そして迷ったトリシアに、飢え、渇き、疲労、自然の厳しさなどが情け容赦なく襲いかかります。

:(;゙゚'ω゚'): これが自然界の非情さか

思わず目をそむけたくなるような冷たさと言いますか、ご都合主義的な助けなどは全く存在しないんですね。ただ、スティーヴン・キングさんがSというのではなく、リアルさを求めた結果こうなったというところでしょうか。甘さが全くないんで、

((((( ;゚Д゚))))) 生きて帰れるの? ねぇ、帰れるの?

と読んでいて全く安心できないわけです。そして、肉体的に限界を迎えたトリシアの心の支えとなったのは、トム・ゴードン。

|ω・`)  神ではないんですね

アメリカの小説だと神に祈ってというのがメジャーな気がしますが、そうではなくて自分が憧れる人物の姿を思い浮かべる、空想の話し相手とする、所作をまねすることで心の支えとするわけですね。見たことのない神なんかよりも実在する何かに縋りつく。

|゚Д゚)) やべぇ、リアル過ぎる

そして、都合良く助けてくれる神はいないんですが、得体の知れない悪しき存在の影(自らの恐怖心が生み出したものか、はたまた実在するものか)がちらほらしだして、

((((( ;゚Д゚))))) もうやめて~

と思いつつも読む手が止まらず読了。表紙のイラストとは裏腹に結構ハードなお話です。現実世界は甘いものではなく、油断するとすぐに噛みつく厳しさを持っているということが感じられる作品。

評価は☆5。訳がよくて読みやすい点もいいですね。

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2009年10月12日 (月)

スティーヴン・キング「第四解剖室」

スティーヴン・キングさんの短編集「第四解剖室」を購入。スティーブン・キングさんといえば、長編と短編の双方を執筆する作家ですが、個人的には短編の方が秀逸な作品が多いかなと思います。

|゚Д゚)) で

「第四解剖室」は

第四解剖室
黒いスーツの男
愛するものはぜんぶさらいとられる
ジャック・ハミルトンの死
死の部屋にて
エルーリアの修道女(暗黒の塔)外伝

の6作品が収録されています。この中で

( ゚Д゚ノノ☆パチパチパチパチ

というものが、「第四解剖室」、「黒いスーツの男」、「死の部屋にて」、「エルーリアの修道女(暗黒の塔)外伝」。読んでいて時間を忘れるほど没頭しました。他のことよりも本を読むことを優先したのは久し振り。

「第四解剖室」と「死の部屋にて」は密室で繰り広げられるサスペンスもの、「黒いスーツの男」は子供だけが遭遇する異形のものをテーマにしたホラー、「エルーリアの修道女」はファンタジーものですね。バラエティに富んでいます。

|ω・`)

となったのが、「ジャック・ハミルトンの死」。これは元ネタを知っているか知らないかで評価が分かれる作品だと思いますが、元ネタを全然知らない自分にはちょっとピンとこなかったですね。

収録作品6編中、かなり面白いと感じた作品が4編。これは、スティーヴン・キングさんの短編集の中でも結構当たりの部類にはいるんじゃないでしょうか。「暗黒の塔」シリーズの外伝も、かなりいい味を出しています。

評価は☆5。

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2009年10月 7日 (水)

アーサー・C・クラークさんの「海底牧場」、感情論を抜きにすれば牧鯨という選択肢は

アーサー・C・クラークさんのSF小説「海底牧場」を購入。最近は、

(*゚∀゚)=3 何をするよりもSF小説を読むのが楽しいんです

未来のことを描いたSF小説は、年が経つにつれて話が古くなる(意味をなさなくなる)ものと思われがちですが、当時の科学者が未来社会をどう見据えていたのか? ということが知ることができてなかなか興味深いんですね。また、科学的根拠+想像力(創造力)の組み合わせで描かれた作品は、非常に知的好奇心を満たしてくれるわけです。

で、アーサー・C・クラークさんといえば、「2001年宇宙の旅」、「幼年期の終わり」、「宇宙のランデブー」などに代表されるように宇宙を舞台にしたお話が多いんですが、この「海底牧場」は、珍しく地球の話。

海中にある膨大なプランクトンを活用して牧鯨を行い、それを食料に充てるという未来社会を描いています。鯨を食料にするということで、某団体あたりから、

(#゚Д゚) ファッキン!

とか言われそうな設定。感情論を抜きにすれば、穀物を餌とする牛や豚に比べて、プランクトンを餌とする鯨を飼育したほうが効率がいいということなんでしょう。また、「海底牧場」では、牧鯨に反対するのが仏教団体であったりするのがなかなか興味深いです。

「海底牧場」では、未来の食糧事情、宗教の勢力図といった未来予測の他に、海底という未知の世界に対する人間の冒険譚的なことが描かれているわけですが、壮大な話だけでなく、その時代に生きる一人の男の挫折と復活といったドラマもあります。

|゚Д゚)) 火星開拓の話もちらりと出てきます

バラエティに富んでいて、読んでいて退屈しないですね。ダイビングの経験がある人であれば、より一層作品に没頭できるんじゃないでしょうか。

評価は☆5。人間にとって未知の領域という点で、深海も宇宙も共通する部分が多いですね。読んでいてワクワクします。なお、作中でも語られますが、人類が宇宙開発だけに目を向ける時代が過ぎて、海の開拓に目を向ける時代が来ることに期待したいです。特に日本は、宇宙開発よりも海の存在に目を向けた方がいいんじゃないですかねぇ。

話変わって、「2010年宇宙の旅」を探しまくるもどの書店にもない…。宇宙の旅シリーズを読みたい自分としては、2010年に合わせる形で「2010年宇宙の旅」を大量増刷して欲しいですね。

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2009年10月 4日 (日)

「ヤクザが店にやってきた」

表紙が気に入ったので宮本照夫さんの「ヤクザが店にやってきた」を購入しました。実体験を元にしたノンフィクションものです。飲食店の経営者ということで、

|ω・`) 地上げと闘う定食屋か何かの話かしらん?

と思ったら、飲食店=クラブやスナックとのこと。いわゆる夜のお店ですね。夜のお店なんですが、暴力団一切お断りという店の方針を掲げているため、ヤクザと衝突。夜のお店の経営者vsヤクザというわけです。本書の中では、ヤクザが店に来た時や暴れた時、裁判になった時の対処方法などが書かれています。

|゚Д゚)) 国家権力の巧い使い方などもありますな

まぁ、回顧録というかエッセイに近いですね。で、読んでいてなかなか面白いんですが、いかんせん

|ω・`) 話の中心が昭和40年代~50年代なんです

古さを感じる部分が結構あります。鉄砲玉とかシマとかシャブとか、ヤクザらしいヤクザという感じなんですね。正面からぶつかるやり方が通用したのも、時代故でしょうか…。最近だと、ヤクザよりも常識のない一般客の方が厄介かなぁなんて思ってしまいます。

今日ありえない事が3件連続であってバイト首になったんだが…
http://gasoku.livedoor.biz/archives/51336985.html

相手が反撃できない立場にいることを知ったうえで、好き放題に文句を言ってウサを晴らす。理論的に自分が間違っていたことに気がついても、自分の非は絶対に認めない。自分のことしか考えていない。自分が絶対的な何かだと勘違いしている。

ゴ━━━━━(#゚Д゚)━━━━ルァ!!!!

自分も仕事上、そんな人間に遭遇することがありますが(最近多いな…)、正直うんざりして、

(´゚c_,゚` ) このクズがっ! フフフ

といいそうになります。そんなこんなで鬱憤がたまっている人は、読むとなかなか面白いかも。

評価は☆3。

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2009年10月 1日 (木)

実写版『ヤッターマン』のブルーレイディスク版を購入

実写映画『ヤッターマン』のブルーレイディスク版を購入しました。映画館でも観たのですが、個人的にあまりにも面白く、

(゚∀゚) これは家庭版も買わなくちゃだわ

と商品化を心待ちにしていました。さて、ブルーレイディスク版ですが、

■本編(111分・ブルーレイディスク)
■特典ディスク1(コメンタリー・114分/DVD)
■特典ディスク2(舞台挨拶など・155分/DVD)

となっています。本編以外はDVD版と同じ構成ですね。

|゚Д゚)) それでは観ましょうか

本編の内容については、ちょっと大人向けというか大人ならわかる下品な部分がありますが、タツノコプロらしい脱力系のやり取りが魅力。ヒーロー側も悪役側もともに抜けていて憎めないキャラクターなんですね。年齢層を問わずに子どもも大人も楽しめるレベル。そして、遊び心満載なのに本気で作りこんでいる。

ヾ(o゚ω゚o)ノ゙ 何度見ても面白いじゃないですか

へたなハリウッド映画や邦画よりも断然面白い。邦画でありがちな音声(役者のセリフ)の聞き取りにくさというものもなく、ストレスを感じることなく鑑賞できます。この点もいいですね。

そして特典の「ビジュアル・コメンタリー・ディスク」に収録されている、撮影の裏話がかなり面白いです。ドクロベエの頭の渦巻のエピソードは、抱腹絶倒。あとは、お互いの絡みがほとんどない状態での撮影など、意外なことを知ることができます。「お楽しみディスク」も、撮影風景やインタビュー、設定資料など内容が盛りだくさん。全体的に、価格以上のお得感がありました。

評価は、本編☆5。特典ディスク☆5。いずれも満点。

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