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2009年10月14日 (水)

ブルーレイ版『GOEMON』の監督コメンタリーが…

映画『GOEMON』のブルーレイディスク版を購入しました。『GOEMON』は映画館でも観ましたが、ブルーレイディスク版は、

( ´∀`)b 映像がとてもシャープじゃないですか

その分だけCGが明らかに人間と分離しているシーン(五右衛門があばら家の屋根から飛ぶシーンとか)があります。映像がきれいになった分だけ、CG部分がCGだとバレバレになってしまっているわけですね。

あとは、音声(特に人のセリフ)が小さく、その一方でBGMが大きいのが気になりました。映画館では気にならなかったのですが、家庭で鑑賞する場合、音声に合わせて音量を調整するとBGMが爆音になり、BGMに合わせて音量を調整すると音声が聴き取れない。

(´゚ω゚`)邦画にありがちな欠点ですな

『ヤッターマン』ではそういうことがなかったのですが、ここら辺は作り手の配慮というものでしょうかね。家庭版は、家庭で観る場合のことを考えた設定にして欲しかったです。

さて、『GOEMON』の本編に関しては、映画館で観た際に感想を書いているのでいうことはないです。『キャシャーン』に比べれば段違いに一般受けしやすくなったんじゃないでしょうか。ストーリーもわかりやすいです。

特典映像に関しては、価格がバカ高い「アルティメット~」に集約させたためか、通常版は江口洋介さんのインタビュー、紀里谷監督のコメンタリー、映画館およびTVの予告編となっています。ちょっと寂しいですね。

江口洋介さんのインタビューに関しては、一問一答式で結構あっさり目です。

|゚Д゚)) 監督のコメンタリーはどうでしょうか?

と期待しながら見たわけですが、「ここはCGですね」とか「このシーンは何カ月かかった」とか簡単なコメントのみで、あとはほとんど沈黙か唸り声。または、「才蔵が登場しましたね」とか見たまんまの説明。

(´゚ω゚`)えっ?

あとは、「当時にないものはできるだけなくすようにした」と言いつつ、「紀伊国屋文左衛門は江戸時代の人物でこの時代には存在しなかったんですが、メジャーな人物なんで登場させました」とか、「オルゴールはこの時代になかったんですけど、使っちゃいました」とか、「大坂城をこのデザインにした時に周囲の反応がいまいちで、既成概念を打ち破れない人が多いんだなと思った」とか

(´゚ω゚`)矛盾しまくりじゃね?

と「なんだかなぁ」感が漂いまくるコメンタリーでしたねぇ。ウ~ン。

ネェ、キイタ?( ´д)オクサン(д` )アラヤダワァ

映画本体は結構面白いんですが、なんだか監督の意図するところと観る側のギャップがかなりあったのかなぁなんて考えてしまいました。コメンタリーは観ない方がいいかも。

『ヤッターマン』が『GOEMON』の1000円高で特典盛りだくさん(特典DVD2枚/269分収録)で、コメンタリーも非常に面白かった分だけ、『GOEMON』の特典には凄くガッカリ感がありました。

江口洋介さんと大沢たかおさんの殺陣と演技、要潤さんの演技は非常に良いので、映画館で『GOEMON』を観ていない人にはおススメ。コメンタリーが監督単体じゃなくて、江口洋介さんとか大沢たかおさんとかを交えたものにしておけば面白いものに仕上がったんじゃないかなぁ。

評価は☆3。

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