ダン・ブラウン「天使と悪魔」を読了
ダン・ブラウンさんの小説「天使と悪魔」を読みました。小説については、「天使と悪魔」が2000年発表、「ダ・ヴィンチコード」が2003年発表ということで、映画の公開と時期が逆転しています。
|∀・) 自分も「ダ・ヴィンチコード」を先に読みました
さて、「天使と悪魔」ですが、フリーメーソンなどの秘密結社、建造物に秘められた暗号、一部の人間だけが握っている宗教上の史料など、中学生あたりが大喜びしそうな要素が満載です。
ヾ(o゚ω゚o)ノ゙
自分も中学生の頃はそういった話が好きだったんですが、歳をくったせいか、現在はあんまりワクワクしなくなりましたね。どちらかというと、超古代文明や宇宙がどうとかといった話の方がワクワクします(『ムー』は読みませんが)。
で、「天使と悪魔」については、上・中・下巻に分かれているんですが、上巻と中巻がそれなりに現実的な話なのに対して、下巻の後半はハリウッド的な展開。
( ゚Д゚)アライヤダ!!
インディ・ジョーンズばりに主人公が活躍します。このあたりになると、謎解きもほとんどなくなりアクション中心となるので、没入感が薄れて完全な傍観者状態。そのためか、終盤のどんでん返しがきても、それほど衝撃がなかったですね。ああそうなんだという程度。
映画版を予想すると、ヴァチカンとローマの観光地巡り&アサシンとの攻防だけで終わりそうな予感。物質と反物質、宗教と科学と、対になる存在云々に関して、原作を読んでいない人はよくわからないんじゃないかなと思いました。
評価は☆3。
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