DVDで『シティ・オブ・ゴッド』を見ました
面白いという評判を聞いて買っておいた『シティ・オブ・ゴッド』を見ました。ブラジルの貧民街で日常的に犯罪を繰り返す少年および青年にスポットを当てた映画です。
話の軸となるのはリトル・ダイス(後にリトル・ゼに改名)という人物なんですが、
(´゚ω゚`) こいつが生まれついての悪党
欲望の赴くままに殺人や強奪などを実行。犯罪が当たり前の状況で育つと人間はこうなるという見本といいましょうか、罪悪感というものをみじんも感じさせない人物です。
さて、映画では、このリトル・ゼを軸に様々な人間が絡んできます。敵対勢力、友人、犯罪の被害者、住民など。登場人物が多くなると、一人ひとりの人物像が浅くなるか、説明が煩雑になり退屈になってしまうものですが
Σb( `・ω・´) 構成が素晴らしいんです
一人ひとりにちゃんとしたエピソードがあるのに、飽きない。しかも理解しやすい。材料をどう見せるかということについて、ものすごく才能を感じさせます。
Σd(゚∀゚d)イカス!
で、終盤になると、それぞれの人物が絡み合ってくるわけですが、この絡まり方と収束の仕方が
Σ( ゚Д゚) スッ、スゲー!!
群像劇としても面白いですね。暴力だけを描いた映画ではなく、人間が育つ環境や麻薬汚染、癒着など社会的なテーマも多く含んでいます。そして最後に驚くのが、これが実話に基づいた話だということ。劇中の人物も実在した人間をモデルにしており
ド━(゚Д゚)━ ン !!!
内容的には大人向け。ギャング映画が好きな人よりも、ドキュメンタリー映画が好きな人におススメ。テーマは重いのですが、テンポの良い構成と音楽で130分があっという間に過ぎるでしょう。
個人的評価は☆5。
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