福本伸行×かわぐちかいじ『生存』と『告白』
福本伸行さんとかわぐちかいじさんの合作マンガ『生存』と『告白』を購入しました。
福本さんは、『カイジ』などでおなじみの漫画家で、絶体絶命の状況をどうやって覆すかというストーリーを得意とします(絵は…)。一方のかわぐちさんは、『沈黙の艦隊』などでおなじみの漫画家で、絵が上手いです(ストーリーは…)。
|ω・`) 得手不得手がはっきりとしている2人と言いましょうか…
さて、この福本さんのストーリーとかわぐちさんの絵を合わせたのが『生存』と『告白』です。福本さんの二転三転するストーリー展開と、物語に説得力を持たせるかわぐちさんの絵が重なるわけですが、これが読んでいて非常に面白い。上質なミステリー小説を読んでいるかの如く、時間を忘れて没頭してしまうわけですね。
( ゚Д゚ノノ☆パチパチパチパチ
あらすじを述べると
■生存
14年前に消息を絶った娘が遺体(他殺体)という形で発見。娘の身に一体何が起こったのか? 絵ハガキなどを頼りに娘の足跡を追う父親。15年という時効が迫る中、犯人までたどり着くことができるのか。
■告白
冬の登山で男性2人組が遭難。死を覚悟し、1人が過去に犯した殺人を告白するが、吹雪が止み、2人は山小屋に避難。生きられる可能性が出てきた時、罪を告白した男、罪を告白された男は互いに腹の探り合いを始めるが…。
『生存』は、娘の足跡の探求~犯人の割り出し~犯人との心理戦という2時間ドラマに近い構成。『告白』は、吹雪で閉ざされた山小屋で繰り広げられる争いという密室もの。どちらも、手に汗握る展開が待っています。
(;´Д`)ハァハァ (*´Д`)/lァ/lァ (*` Д´)//ア//ア!!
内容が詰まっているマンガといいましょうか、一度読み始めたら続きが気になって気になって止まらないわけです。そして、読了後は小説を読んだ後のような充実感を得られます。本屋で見かけたら、迷わずGETすることをおススメしたい良作ですね。
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