映画『シャイニング』を見ました
スタンリー・キューブリック監督の映画『シャイニング』を見ました。スティーヴン・キングさんの小説が原作の映画ですね。原作に関しては、狂気&恐怖感がものすごく
(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル
2冊構成にもかかわらず、息もつかせぬスリリングな展開。原作がかなり良かったんでDVDを購入しました。
で、映画版で感心したのは
1.ロケーションの良さ
2.ジャック・ニコルソンの演技の素晴らしさ
3.カメラワークとレンズの巧さ
といったところでしょうか。映画版も限られた時間の中でうまく表現をしているのですが、原作で重要だった要素が結構改変されていたのが
(´・ω・`)ガッカリ…
題名の「シャイニング」ですが、原作では、霊能力のある人間だけが持つ能力「かがやき」をテーマにしているため、それにちなんで名づけられています。
話の軸となる男の子(ダニー)に、そのかがやきを見てとったハロラーン氏(料理長)が、原作の後半では大活躍するわけですが、原作では、このハロラーン氏がホテルにたどり着くまでの道程(かがやきを持つ者同士が無意識に引かれ合い、ダニー救出に協力する。悪しき存在に立ち向かう)が感動的。しかし、映画では、原作と異なり一撃で殺害されてしまいます(全然活躍しない…)。
原作では、父親を失ったダニーをハロラーン氏が精神的に支えるという後日談があるのですが、映画ではそういったことは無し。また、息子を愛しながらも、精神を蝕まれていく父親の姿、半死半生になりながらも息子を守ろうとする母親(映画では無傷…)など、家族間の愛憎といったものも映画ではなくなっていますね。これが非常に
q( ゚д゚)pブーブーブー
『シャイニング』は、映画版の評価も高い(自分も映像面は素晴らしいと思う)ですが、ぜひ原作も読んで欲しいところ。スティーブン・キングさんの作品は、『シャイニング』、『ペットセマタリー』、『ミザリー』などほとんどの作品が映像化されていますが、原作が持つ良さを表現しているものは『ミザリー』ぐらいだと思うので。
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