スティーヴン・キング「ランゴリアーズ」と「図書館警察」を読了、お尻がキュンとなる
スティーヴン・キングさんの小説「ランゴリアーズ」と「図書館警察」を購入しました。
( ゚Д゚)σ それ売っちくい
海外では、『FOUR PAST MIDNIGHT』というシリーズ物として1冊に収めて出版しているとのこと。日本導入にあたって、「ランゴリアーズ」と「図書館警察」に分けて2分冊化していますが、もともとひとくくりの作品というわけですね。。
「ランゴリアーズ」には
ランゴリアーズ
秘密の窓、秘密の庭
「図書館警察」には
図書館警察
サン・ドッグ
が収録されています。いずれも、
( ´∀`) 長篇に近いボリューム
で読みごたえがあります。
各篇の概要について、『ランゴリアーズ』は、旅客機に乗っていて目覚めると他の客の大半が消失(飛行機は飛行中)。一体何が起きたのかを残った乗客が追求していくもの。SF&サスペンスです。
『秘密の窓、秘密の庭』は、俺の作品を盗んだだろうと言いがかりをつける読者の存在に悩まされる作家の心理を描いたもの。サイコホラーかな。
『図書館警察』は、海外だと都市伝説的にあるらしいのですが、返却期限を過ぎても本を返さない子供にお仕置きを与えるために姿を現す図書館警察をテーマにした話。スティーヴン・キングさんお馴染みの異形の存在(もしくは悪魔)絡みの内容。話の展開が上手いです。
『サン・ドッグ』は、誕生日にもらったポラロイドカメラが、見知らぬ風景を映し出し、撮影するたびに、その写真の中に映っている犬がこちらに襲いかかってくるというもの。撮影をすると、写真の中の時間が進んで行く。撮影を続けるのはとっても危険なことは分かるんだけど、撮影することをやめられない。こちらも悪魔絡みといえばそうなるのかな。心霊コレクターに対する皮肉もあって、なかなかユーモアもあるかも。
この中で、一番気に入ったのは『ランゴリアーズ』。一体何が起きたのかという謎を想像していく楽しみと、驚愕の展開が待っています。
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