日産の追浜工場を取材、衝突の瞬間にボンネット跳ね上げ
先日、日産の先進技術説明会に参加。追浜まで行ってきました。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱま! おっぱま!
⊂彡
しかし、上野から最寄りの駅まで電車で1時間40分ぐらいかかるとは…。なんだかちょっとした小旅行じゃないですか。結構、遠いじゃないですか(さりげなく文句を垂れる)。
追浜工場では様々な先進技術を体験しましたが、すぐに導入されるということで、ポップアップエンジンフードを今回は紹介。
ポップアップエンジンフードは、バンパーに衝撃を感じた瞬間にボンネット(エンジンフード)を跳ね上げるシステム。人とクルマが衝突した場合、人の頭部がボンネットに乗りあげるというか衝突する可能性があるのですが、事前にボンネットを跳ね上げることで、ボンネットの下にあるエンジンなどの堅い部分と頭部が接触することを防ぐんですね。これにより頭部へのダメージが軽減されます。
海外メーカーやホンダが既に実用化しているシステムですが、日産のシステムは、衝撃を感知してから100分の3秒でボンネットの跳ね上げが完了。時速60kmまでの衝突なら間に合うそうです。
( ・ω・)∩ 時速60km以上は対応しないのですか?
と質問したところ、
( ゚∀゚);y=ー それ以上の速度だと、人間は飛んでいくんですよ
との回答。ボンネットに衝突するという段階を越えるため、ボンネットを跳ね上げても意味がないそうです。時速60kmがクルマ側のシステムでできる人間保護の限界点といったところでしょうか。
工場で行った実験では、時速35kmでダミー人形とクルマを衝突。ボンネットが跳ね上がって頭部の側面は保護できたのですが、ダミー人形がそのままボンネットの上を滑り、フロントガラスに頭頂部が激突。
( ´∀`) ………これは平気なのか?
こめかみ部分よりも骨は厚いとはいえ、頭頂部がそんな感じだと、脳へのダメージが心配。他のメーカーのシステムもそうなんでしょうが。歩行者保護用にワイパーの下からエアバッグが展開とか、フロントガラスへの衝突も防がないといけないですね。事故の軽減技術を充実させるとともに、事故を起こさないクルマの開発にも期待したいですね。
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