新堂冬樹さんの「黒い太陽」と「ろくでなし」を読了、本当にろくでなしだわ
新堂冬樹さんの「黒い太陽」を購入しました。
新堂さんの作品は、「カリスマ」、「無間地獄」、「溝鼠」を読んだことはありましたが、いずれも内容が性、暴力、闇社会という感じで、読むのに気力がいるのでしばらく遠ざかってました。
ストーリー展開、心理描写、社会の暗部など読んでいると非常に面白いのですが、
(´・ω・`) 読み過ぎると自分も黒くなるんで自制…
「黒い太陽」は、新堂冬樹さんの作品のなかでは、暴力的な部分は控えめですが、話の展開は最も面白いですね。中盤までは時間が惜しくて、歩きながら読むぐらい熱中しました。
( ´∀`)
勢いに乗って「ろくでなし」も購入。「ろくでなし」は、麻薬中毒(シャブ)の話です。シャブ中毒の話に関しては、自分が子どもの頃はまだ残っていました。ヤクザにシャブ漬けにされてしまう話とかね、とにかく悲惨でしたね。最近ですと、スピードとか名前が変わって軽いイメージがありますが、悲惨度では変わらない気がします。
(*`Д´)=○)Д゚) ´Д゚)・;' タァ━━!!
「ろくでなし」では、シャブに手を出した人間の幻聴や幻覚症状、人格の破滅していく様子が描かれています。新堂冬樹さんは、ヤミ社会に身を置いていたという噂がありますが、もの凄く説得力がある描写でしたね。出てくる人間が誰も彼もがろくでもないので大人向け。
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